2021年スタート予定!日本人がヨーロッパ旅行に必要なETIASって何かを解説!

ビザなしで渡航できる国が多く、2018年度は「世界一強力なパスポート」とも言われている日本のパスポート。やっぱりパスポートの力が強いなというのは海外旅行に行くと感じるものです。

さて、そんな中、ちょっと気になるニュースが聞こえてきました。2021年からヨーロッパ諸国に渡航する際に、「ETIAS」と呼ばれる手続きをしなくてはいけなくなるようです。

アメリカのESTAやオーストラリアのETASと同じような、事前にネットで申請する仕組みですが、今日はこれについてみていきたいと思います。

「ETIAS」とは?

ETIASとは、「European Travel Information and Authorisation System」(欧州渡航情報認証制度)の略です。

ヨーロッパの多くの国は、シェンゲン協定に加盟しており、最初に入国する国で入国審査を行っています。とはいえ、ヨーロッパの場合入国カードもないですし、そもそも日本人で年に一回くらいの入国なら、入国審査時に質問すらされなかったりします(笑)

なのであんまりヨーロッパへの入国って身構えたりしないことも多かったのですが、最近はヨーロッパでもテロが続発するなど治安の悪化などもあり、ヨーロッパに限らずの出入国審査も厳しくなっているようです。

今回、そのシェンゲン協定加盟国に入国する際、渡航者を事前に審査する仕組みが取り入れられます。

いわゆる事前審査制としてイメージとしてはアメリカのESTAと近い内容になります。

いつから必要なの?

ETIASの制度開始は、202111日以降に、シェンゲン協定の域外からの渡航者に対して行われることになっています。

2020年までは、特段の手続きなしでシェンゲン協定加盟国内への入国が可能です。

補足
ETIASの制度開始は、当初2020年とされていましたが、2021年1月に延期されました。

どの国への渡航に必要なの?

ETIASの手続きが必要なのは、基本的にはシェンゲン協定に加入している国への渡航です。

ETIASが必要になる国一覧
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン市国、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ルーマニア

イギリス、アイルランドを除く北欧、西欧の大部分の国が対象となりますね。

もちろん、これらの国に直接入国せずとも、第三国を経由して入国する場合は申請が必要となります。

特に気をつけたいのが、イギリスはシェンゲン協定のエリア外なのでETIAS自体は不要なんですが、イギリス滞在時にユーロスターでパリやブリュッセルまでふらっと行くときには必要となりますので注意が必要です。

ETIASが必要な人は?

シェンゲン協定加盟国に2021年1月以降に行く場合は、ETIASの申請は日本人全員が必要です(長期滞在や特段の事情でビザを取る場合は不要です)

日本人であれば年齢などは関係なく、もちろん赤ちゃんでも申請が必要となります。

ただし後述するように、18歳未満は無料となります。それでも手続き自体は必要なのでご注意ください!

なお、ヨーロッパ各国に飛行機の乗り継ぎで空港に降り立つだけなら、ETIASは不要となります。例えば、パリのシャルルドゴール空港を経由してアフリカ方面に向かう場合や、ドイツのミュンヘン空港から南米に向かう場合などが考えられます。

アメリカのESTAの場合は、アメリカ国内で第三国に乗り継ぐ場合も必要でしたが、乗り継ぎ時に一度入国しなければいけないアメリカと違いヨーロッパは入国せずに乗り継げますから、この場合は不要となるんですね。

ただし、空港の国際エリアから外に出たい場合は、ETIASの申請ないと空港外に出ることができなくなりますのでご注意ください。個人的には飛行機が遅延して一度入国するリスクなどを考えたら、ヨーロッパ経由便利用なら申請しておいたほうがいいかなー、と思います。

ETIAS取得に必要な費用

ETIASの費用は、20192月現在では7ユーロになる予定です。2019年1月のレートであれば、およそ900円程度になります。

アメリカのESTAが14ドルなのに比べると比較的安い値段に抑えられていますね。

ただし、もともとの制度設計のときは5ユーロを想定していたんですが値上げされた経緯もありますので、システム導入費用や運用費用が増加する場合など、さらなる値上げがあるかもしれません…。

なお、先程少し触れたように18歳未満の方は無料で申請できます。

申請費用はクレジットカードで支払いが原則となりそうですね。

ETIASの有効期限は?

申請によって取得したETIASの有効期限は3年となります。この3年間の間であれば、何度でもシェンゲン協定エリアへの入国が可能となります。

注意、ETIASでの入国は、今までのノービザでの入国条件と同様、1回あたり90日以内となります。

ただ、ETIASはパスポート情報と紐づけられているので、3年以内でもパスポートを更新したらそこで無効となってしまいます。その点をご注意ください。これはESTAでも同様ですね。

ETIAS申請に必要な項目と所要時間

ETIASの申請は、インターネットで各自のPCなどで行うことになります(代行業者なども出てくると思いますが)

申請にあたっては以下のような渡航者の個人情報が必要になると公式のホームページでアナウンスされています。

ETIAS申請時に必要な情報

氏名、生年月日、出生地、パスポート情報、住所、メールアドレス、電話番号、学歴、訪問予定の最初のEU加盟国、健康状況、犯罪歴など。

「など」という単語があるのでどうなるかわかりませんが、ESTAに比べれると、両親の名前とか会社の住所とか地味に面倒くさいものがないですが、学歴や健康状態などがあるんですね。

issy
人の申請をやるときに、その人の親の名前まで知らないことも多いですからねー。あれはめんどくさい…

なお、ETIASの組織によると入力には10分もかからないと言われていますが、審査にどれどけかかるかが若干気になります。

アメリカのESTAなんかはそうですが、問題なければすぐに承認が下りますが、何かコンピューターの審査にひっかかる点があれば、改めて人の手によって審査が行われます。(最近、ESTAも即時に承認が下りなくなってきていますよね…)

今のところ、審査には96時間(4日)から2週間も時間がかかると言われています。ESTAでも即時から3日程度ですのでちょっと時間がかかりますね。これは忘れずにしっかりと事前に申請することが必要そうですね。

まとめ

2021年から多くのヨーロッパ諸国の入国時に必要なETIASについて、現時点で分かっていることについてまとめてみました。

1人7ユーロという若干の費用負担が発生し、事前にインターネットでの手続きが必要ということは面倒といえば面倒ですが、このご時世、事前審査により少しでも治安悪化の抑止力になり、また現地での入国審査が簡略化されるのであればやむを得ないものだと思います。

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