世界最大のホテルチェーンである「マリオット・インターナショナル」のポイントがセールを実施中です。
マリオットのポイントは、世界各国にある、シェラトンやリッツ・カールトンなどのマリオットグループの宿泊や、世界各国の航空会社のマイルに交換できるので、旅行好きな人ならためている方も多いのではないでしょうか。
ところで、ポイントの購入ってお得なのでしょうか?今回は、セールの概要、ポイントの購入方法と、マリオットポイントの購入がお得なのか、実データをみながら説明していきたいと思います。
目次
マリオットのポイントが50%増量のセール実施

2021年3月22日まで、マリオットのポイントを2,000ポイント以上購入すると、50%増量というセールを実施しています。
【セール会場はこちら】
マリオットのポイントは通常1,000ポイント12.5米ドルで販売されていますが、2,000ポイント以上購入すると、50%増量ということで、3,000ポイントで25ドルとなっていきます。
通常ポイント | ボーナスポイント | 合計ポイント | 値段 |
---|---|---|---|
1,000ポイント | – | 1,000ポイント | 12.5ドル |
2,000ポイント | 1,000ポイント | 3,000ポイント | 25ドル |
5,000ポイント | 2,500ポイント | 7,500ポイント | 62.5ドル |
10,000ポイント | 5,000ポイント | 15,000ポイント | 125ドル |
50,000ポイント | 25,000ポイント | 75,000ポイント | 625ドル |
2,000ポイント以上購入した場合、計算するとポイント単価はおよそ0.9円程度となります(カードの手数料なども加味し、1ドル108円として計算)。
一般的にポイント購入系の場合、割引を段階制にしている場合も多く、一定額以上を購入しないと最大の割引率にならない場合も多いです。
ただ、マリオットのポイントの場合、2,000ポイント以上の購入から50%割引となっていますので、予算に合わせて購入することも可能なのがとてもよいですね。
画面が40%でも入力を進めると50%になる人も!

本キャンペーン、メールなどでは40%オフの画面で届いている人も多いようです。

ただ、40%の画面のままポイント数を選択し、氏名や会員番号などを入力すると…

あら不思議、50%ボーナスの獲得になっていました!
これ、私がそうなっただけで、最初から50%表示されている人、あるいは入力しても40%のままの人もいるかもしれません。
ただ、「あ、今回40%だからパスかな」と思った人も、もしかしたら50%かもしれませんので、ログインをしてみる価値はありそうです。
マリオットポイントの購入方法
マリオットポイントの購入は、Point.comというサイトを利用します。
購入は上記リンク先から行います。

ステップは、購入ポイント数を選択→アカウント情報を入力(なので、マリオットの会員番号を手元に用意してください)→支払い情報の入力、という手順になります。そう難しくないですし、このように日本語ですから安心です。
マリオットのポイント購入は、point.comというサイトを使って行うのですが、point.comの広告を取り扱っている日本のポイントサイトが現状ないので、アメリカのポイントサイトである、TopCashBankを利用したい人は利用しましょう。
現状、2.5%の還元を受けることが可能です。
マリオットポイントの購入はお得なのか?
今回セールを紹介させてもらいましたが、そもそも「マリオットのポイント購入ってお得なの?」という疑問があると思います。実際私もかなり疑問をもっていました。
なので、私なりに少し整理してみたんですね。そうしたら、マイル交換ならアリかなという結論に達しました。
ホテル利用の場合
ポイントはマリオット系列の各種ホテルへの宿泊に利用することができます。スタンダードルームさえあいていれば、季節や部屋の値段設定に関係なく、ポイント使用で宿泊することができます。
現在、各ランクに必要な無料宿泊ポイント数は以下のとおりとなります。
カテゴリー | 必要ポイント (スタンダード) |
ポイント購入額 (1ポイント0.9円) |
---|---|---|
1 | 7,500 | 6,750円 |
2 | 12,500 | 11,250円 |
3 | 17,500 | 15,750円 |
4 | 25,000 | 22,500円 |
5 | 35,000 | 31,500円 |
6 | 50,000 | 45,000円 |
7 | 60,000 | 54,000円 |
8 | 85,000 | 76,500円 |
一番カテゴリーの低い1の場合、7,500ポイントで宿泊することが可能です。7,500ポイントは、今回のセールの場合、6,750円で購入可能です。
ただ、実際にはカテゴリー1のホテルはそんなに多くないため、実際に利用するのはカテゴリー2からでしょうか。カテゴリー2の場合、宿泊に必要なポイントは12,500ポイント。今回の購入単価0.9円の場合、宿泊に必要なポイントは11,250円相当になります。

私が2020年に宿泊したダナンのフォーポイントはカテゴリー2でした。私はこのとき有償で宿泊しましたが、ホテルの料金は税込で11,000円くらいでした。そう考えると、若干ではありますが、ポイント購入でもお得といういことがわかります。

国内ですと新しいホテルが狙い目です。2020年に新たにオープンしたHOTEL THE MITSUI KYOTOなどは、カテゴリー7なので必要ポイントは60,000ですが、週末になると1泊10万円うらいの宿泊料金ですから、1ポイント1円以上の価値で宿泊することが可能です。
また、ポイントを利用して5連泊する場合は、5泊目のポイントは不要になります。つまり、4泊分のポイントで5泊できることになりますから、可能であれば5連泊するホテルで使うとよりお得なポイント利用方法になりますね。
ただ、実際のところ、1ポイント0.9円でみた場合、普通に購入した方がお得なケースも多々あります。

たとえば、東京ディズニーランドのすぐ近くにある「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」。
2020年から、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルはカテゴリー7に上がってしまいました。カテゴリー7に必要なポイントはスタンダードシーズンで60,000ポイント。60,000ポイントを購入するのにかかる費用は、今回のレートだと54,000円です。
まぁ普通に考えれば、クリスマスや正月のような特別な時期でない限り、舞浜のシェラトンに5万円は払わないですよね…。
というわけで、ポイントの使い方は戦略が必要になります。
私の感覚ですが、1ポイント0.9円以上で使える場合は、先ほどのダナンのフォーポイントのように、リゾート地でカテゴリーの低いホテルか、大都市の超高級ホテル(リッツカールトンやセントレジス)になりそうです。

マイルへの交換
マリオットリワードポイントはホテルのポイントでありなら、航空会社のマイルに交換することもできます。こちらの方が、個人的にはホテル利用よりもお得かな、なんて思います。
マリオットのポイントは、JALやANAなど日本人が比較的貯めやすいマイルのほか、世界中の40以上の航空会社のマイルに交換することが可能です。日本人に限らず世界で人気のマイルである。ブリティッシュエアウェイズやユナイテッド航空、アラスカ航空やシンガポール航空にも交換が可能です。
交換先の豊富さは素晴らしいものがあり、自分が貯めたい航空会社を選ぶことができます。
リワードポイントからマイルへの交換レートは、3ポイント=1マイルの積算になります。
さらに、60,000ポイントを一度に航空会社のマイルに交換すると、5,000マイルのボーナスポイントが付与されるので、あわせて25,000マイルに交換することができます。
さらに、ユナイテッド航空マイレージプラスの特典マイルに移行すると、10%のボーナスマイルが加算されます。したがって、60,000ポイントで27,000マイルに交換することが可能です。
この60,000ポイントに必要な金額は、今回のレートだと54,000円。ということで、1マイル約2.16円(ユナイテッド航空なら約2円)で、自由に航空会社のマイルに交換できるという計算になります。
そう考えると、バイマイルとしては悪くない計算になるのかな、なんて思います。特にビジネスクラス以上で利用する場合は間違いなくお得ですね。
とはいえ、新型コロナの影響で、今後航空会社もどうなるか分かりません。国際線の需要回復は2024年とも言われますから、マイルも今後どうなるかがちょい微妙なんですよね。必要マイル数が上昇したりするかもしれません。
まとめ
2021年の3月22日まで、マリオットのポイントセールが実施されています。今回は50%増量という標準的なセールです。さすがにマリオットも苦しくて、現金収入がほしいところなんでしょう。
画面上40%でも、入力を進めていくと50%になる方もいますので、40%だからチェックしないのではなく、50%なら買おうかなと思っている方は、ぜひログインだけして確認してください。
さすがにマリオットが倒れることはないと信じつつ、売り上げがたたない中、支援の一環で購入されてもいいと思います。

購入したポイントは、ホテルで利用するのも、航空会社のマイルに交換するのもありだと思います。
1ポイント0.9円だと、宿泊で利用するにはうまくホテルを選ばないと損になってしまう場合もあれば、すごくオトクに泊まることも可能だとおもいます。(それでも、直前までキャンセル無料なのはポイント宿泊のメリットですが)