
海外旅行に出かけるときは、盗難や目を付けられないような対策のため、いつものブランド物のサイフをやめて、旅行用のサイフに変える人も多いかと思います。私も海外旅行では島忠で買った1,000円くらいの財布を利用しています。
その場合は、手持ちのクレジットカードから、何枚か選んでいくことになると思いますが、どのカードを持っていくかは悩むところですよね。
海外旅行の場合、普段使うカードとはちょっと違う考え方でカードを選ぶ必要もあったりします。そこで、今回は私なりの「海外旅行のカードの選び方」を書いていこうと思います。
目次
海外旅行にクレジットカードを何枚持っていくか
まず、海外旅行にクレジットカードを何枚持っていくかですが、私の場合、最近は基本的には4枚もっていきます。財布に3枚、サイフ以外の隠し場所に1枚です。
財布に3枚は入れたい理由ですが、(後に出てきますが)「別ブランドのカードを持っておきたい」、「カードが読めないリスク」などを考えてのことです。たとえ最も汎用性の高いVISAブランドのクレジットカードだとしても、海外旅行でクレジットカード1枚ではちょっと怖いです。
「クレジットカードを読めないことなんてそんなにある?」と言われればそれまでですが、私が卒業旅行でパリに滞在したとき、友人がGUCCIでカード読めなくてひと悶着あったことがありました。
国内なら、クレジットカードが読めなくても高額の買い物なら(ちょっと恥ずかしいけど)また来ます、といえばいいですが、海外ではなかなかそうもいかないですしね。
なお、私はあまりクレジットカードの海外旅行保険に頼らず、保険会社の保険に加入していくことが多いので、そこは考慮していません。クレジットカードの海外旅行保険の合算用として持っていく場合は、もっとカードをかき集める必要があるのかもしれません。
JCBプラザ利用のために1枚はJCBカードを持っていく

4枚持っていくクレジットカードのうち、1枚はJCBカードを持っていくようにしています。これは「JCBプラザ」に入室できるようにするためです。
JCBプラザとは、観光情報の提供などのほか、レストランの予約などを日本語で対応してくれる、私たち日本人観光旅行者の強い味方になってくれるオフィスです。英語が話せない私にとっては、レストランの予約代行を無料でやってくれたりするので、とても重宝してます。
また、そのうち9都市(ロサンゼルス、ホノルル、グアム、ソウル、台北、香港、シンガポール、バンコク、パリ)には、ラウンジ機能も有した「JCBプラザラウンジ」があり、ドリンクサービスや荷物預かりなどのサービスも受けることができます。
このJCBプラザを利用するには、JCBのマークの入ってるクレジットカードが必要なのです(JCBのサービスなので、当たり前といえば当たり前なのですが)。そのため、一応いつも1枚はJCBのカードを持って行きます。

さて、JCBプラザでは、予約の代行のほか、JCBカード保有者限定のオリジナルコースを設定している場合なんかもあります。例えば、シンガポールで有名な「ジャンボ」というチリクラブのお店はかなりの有名店ですが、普通にお店に向かうとアラカルトでの注文がベースになり、時価の商品があったりするので非常に高額になる恐れがあります。

でも、JCBプラザ限定のコースを利用することにより、定額で安心してチリクラブを楽しむことが可能になったりします。コースは英語が苦手な人にとってはありがたいですよね。
その他にも、現地オプショナルツアーも手配してくれます。事前にVeltraなどで手配していけばいいのですが、現地についてから、「やっぱりあれに参加したい!」ということも起こりますよね?そんなときに頼りになります。決済もJCBプラザでしてしまえば、海外旅行で高まるスキミングのリスクもほぼゼロですしね。カード会社の窓口でスキミングされたとかなったらもう信用問題です(笑)。
さらに、JCBプラザラウンジの場合、荷物も預かってくれるので、最終日、ホテルが郊外の場合など、チェックアウトのあとに荷物を中心部のJCBまで運べば、最終日観光や買い物して、わざわざホテルまで荷物を取りに戻らなくてもすみます。
公共料金支払いカードはなるべく持っていかない
これは、スキミングやカード紛失などのトラブルリスクを考えたものです。
まず、先に言っておかなくてはいけないのは、カードを不正利用された場合でも、支払いはカード会社が保険により負担してくれるからその点では心配ありません。
ただ、クレジットカードの番号が変わることになると、公共料金など、定期的に支払いしているものについて、支払い変更の申請が面倒になってきますよね。
これがなんとなく嫌なので、あまり公共料金払いのカードはもっていかないようにしています(とはいえ、もはや私が払っている公共料金ってあまりないんですけどね)
キャッシングできるカードを必ず2枚持っていく
外国通貨の現金を入手するには、日本円を両替所で両替するよりも、現地のATMを使ってキャッシングした方が、為替レート上有利なことが多いです(タイなど、一部の国を除く)。私も昔はそんなこと知らなかったんですけどね。
そのため、私も現地でキャッシングすることが増えましたので、財布に入れるカードで1枚、隠しカード1枚にはキャッシングをつけておくことが大事だと思っています。
特に、万が一隠しカードの出番が出る場合って、財布を盗難、紛失した場合ですから、基本的には現金をもっていないと思います。
クレジットカードが普及している国であれば、カードだけでも残りの旅行を楽しむこともできますが、現金しか使えない屋台とかに行けなくなったら、せっかくの海外旅行の楽しみも半減してしまいます。あと、地味に公共交通機関でクレジットカードを使えない国も多いです。そんなときにキャッシングができるようにしておく必要がありますね。

私は隠しカードと同じ場所に1万円札も隠しているんですが、何を血迷ったか、この1万円もカジノに突っ込んでしまったんですよ…。
そのうえキャッシングできるクレジットカードもなくさんざんな目にあいました。なので、キャッシングできるカードは必ず持って行きましょう(その前にカジノでの金遣いをどうにかしろ、ってところでしょうが)。
私が最近海外に持っていっているカードを紹介します
では、具体的に私が海外旅行に持っていくクレジットカードを紹介したいと思います。
エポスゴールドカード(国際ブランドVISA)
必ず海外旅行には持っていくエポスゴールドカード。
国際ブランドがVISAなので、海外旅行をしていて決済できないような事態はほとんどないと思われます。また、エポスゴールドカードには海外キャッシングもつけていますし、金利も日払いで返済することが可能なので活用しています。
実際にクレジットカードで決済するのはこの後に紹介するANA VISA SFCカードの場合が多いのですが、いろいろな意味でお守りになります。
なお、エポスカードは海外旅行保険として優れた才能をもっているので、その面からも海外旅行にもっていくのに極めて適したクレジットカードだと思っています。詳しくは以下の記事を読んでみてください。
【エポスゴールドカードについては、以下の記事も参考にしてください】
JALカードOPクレジットまたはソラチカカード(国際ブランドJCB)
先ほど書いた通り、必ずJCBのカードは1枚はもっていくようにしています。
現在私が保有するクレジットカードでJCBブランドがついているものが、JALカードOPクレジットとソラチカカードの2枚なので、このどちらかを持って出かけるようにしています。
まぁ、JALやワンワールドに乗る場合はJALカード、ANAやスターアライアンス各社に乗る場合はソラチカカードを持っていくことが多いですね。飛行機に乗るときにクレジットカードをみせることは基本的にないので、完全に気分の問題ですが(笑)
JCBブランドということもあり、もっぱらJCBプラザ利用カードになっている面は否定できません。
ANA VISA SFCゴールドカード(国際ブランドVISA)

ANA VISA SFCゴールドカードも、最近は海外旅行の際に持っていきます。
キャッシングをするにはエポスゴールドカードが便利なのですが、ポイント還元率を考えると、やはりクレジットカード決済としてはこちらのANA VISAカードを使うことが多いですね。
エムアイカードプラスゴールド(VISA)

最後の4枚目には、エムアイカードプラスゴールドを持っていきます。
世界で一番流通しているVISAブランド、かつキャッシングが可能なカードという条件を満たしているので、メインでバリバリ使ってもよし、万が一のサブとして隠し場所に保管してもよしという、これまた使いやすいカードになります。

なお、2019年のゴールデンウイークでは、エムアイカードプラスゴールドカードでキャンペーンを実施しており、海外での利用でなんと10%のポイントがつくという超太っ腹サービスを行っております。
そのため、私はこのGWでの旅行は、可能な限りエムアイカードプラスゴールドで決済しようと考えています(要エントリーです)。その分、エポスゴールドカードが隠し場所でスタンバイすることになりそうです。
このように、海外利用でポイント●倍!というキャンペーンがある場合は、そのカードを持って行って積極的に使っていきたいものです。海外はけっこうな額の決済をすることもありますからねー。
まとめ
私なりの海外旅行にもっていくクレジットカードの選び方について書いてきました。
私が海外旅行にもっていくクレジットカードのポイントは、
- 4枚保持、うち1枚はJCB推奨
- 海外キャッシングができるVISAカードを、2枚以上持っていく(うち1枚は控えに)
ということになります。
なお、ここでは海外旅行保険は別途加入していくことを前提に書いています。もしカード保険だけで賄う、という場合は以下の参考記事なんかも読んでみてください。
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