東海道新幹線をお得に利用できるぷらっとこだまの買い方、料金などまとめ!行先別に本当にお得なのかも考察。

日本の大動脈である東海道新幹線には、のぞみ・ひかり・こだまの3タイプがありますが、飛行機などと違い早期購入で割引になったりするものがあまりないため、どうしても割高に感じてしまう人も多いかと思います。

そんな中、各駅停車タイプの「こだま」限定の割引きっぷ「ぷらっとこだま」というのがあります。少なくとも東京では広告がけっこうでていて有名なきっぷですから、ご存じの方、利用したことがある方もいると思います。

一方で、こだまは各駅停車なので、ぷらっとこだまの利用が費用対効果で悪い場合も。

そこで、今日はぷらっとこだまの利用価値について、乗車区間別に考察したうえで、お得に利用できる方法を考察していきたいと思います。

東海道新幹線を安く乗る鉄板の「ぷらっとこだま」

ぷらっとこだまとは、前日までに特定のこだま号を予約することで、通常の料金よりもかなり(20%以上)安くなる旅行商品です。

販売しているのはJR東海の子会社であるJR東海ツアーズになります(JTBも代理店として販売しています)。のぞみに比べて空席の多いこだまを、直接安くするわけにはなかなかいかないので、子会社の旅行商品として安く売りだしているのです。

指定席特急券にワンドリンクつき

ぷらっとこだまは、新幹線「こだま」の指定席の片道チケットのほか、おまけ程度にですが、ワンドリンク引換券がセットになっています。

600ml以下のソフトドリンク、350ml以下のビール、500ml以下の缶チューハイで利用することが可能です。

駅の売店でこのチケットを引き換えると、ジュースやビールと交換することが可能となっています。

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指定席特急券にビールがついているお得なチケットということですね!

こだまの運行頻度と制限あり

東海道新幹線の区間では、こだまは東京=名古屋間が1時間に1本、東京=新大阪間が1時間に1本運転されています。つまり、東京=名古屋が1時間に2本、名古屋=大阪は1時間に1本の運行頻度ということになります。

補足
このほかに早朝や夜間に東京と三島を結ぶ便や、静岡と新大阪を結ぶ便などもあります。

また、ぷらっとこだまは、すべてのこだま号に設定されているわけではありません。一部のこだま号については対象外となっています。

例えば大阪発の場合、19:54発のこだまがぷらっとこだまで利用できる最終便となっており、それより後の便でも名古屋までは行くことが可能ですが、設定がなかったりします。

発着駅に制限あり

ぷらっとこだまは、各駅停車のこだまの割引運賃ですが、すべての駅を発着する設定があるわけではありません。

具体的には、東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪のいずれかを発着地とする行程のみ設定されています。まぁ政令指定都市の駅のみといういことですね。

ぷらっとこだまの料金

ぷらっとこだまには普通席用とグリーン席用がありますが、メインとなる普通席用の料金は以下のとおりとなります。

【通常期】

ゴールデンウィークや連休、お盆などを除いた通常期の場合、東京から名古屋までの料金が8,500円、大阪までは10,700円となっています。確かに安いですね。

【繁忙期】

ゴールデンウィークや夏休み、連休などの繁忙期には、ぷらっとこだまの運賃も15%ほど値上がりします。具体的には東京から名古屋まで9,700円、大阪までは12,300円となります。

こだまの所要時間

東海道新幹線こだまの所要時間をみておきたいと思います。

発着駅所用時間
東京
80分
静岡
30分
浜松
50分
名古屋
60分
京都
15分
新大阪

標準的な所用時間は、東京から静岡までおよそ1時間20分、名古屋まで2時間40分、大阪まで3時間55となっています。

のぞみだと東京から名古屋まで1時間40分、大阪まで2時間半で到着しますので、やはり各駅停車はそれなりに時間がかかりますね。

基本的に、品川、新横浜、熱海、京都以外のすべての駅で、のぞみまたはひかりに追い越されます。そのため、東京から大阪までの3時間55分のうち、駅での停車時間が50分くらいを占めます。これが意外とストレスというか、所用時間がより長く感じてしまうんですよね…。

ぷらっとこだまの利用で気を付けるべきルール

ぷらっとこだまは、とてもお得な運賃であるため、こだま号しか利用できないほいか、旅行商品であるため、いくつかの制約があるので紹介しておきます。

  1. 指定した列車のみ有効
  2. 途中下車不可
  3. 特定区間の運賃がついていない

一つ目ですが、JRの新幹線を含む特急は、指定した電車に乗り遅れても当日であれば後続の自由席を利用することができますが、ぷらっとこだまは切符ではなく旅行商品なので、このような取り扱いがなく、後続の自由席に乗車することができません。

規定上は、JR15分以上遅延した場合に限り、チケットの払い戻しという形で対応してくれるのですが、払い戻しですので再度正規料金でチケットを購入する必要があります。

また、私鉄などの遅延については補償ゼロで、乗り遅れたら完全に紙屑になります。なので、ぷらっとこだまを利用する場合は、時間に余裕をもって新幹線の駅に向かう必要があります。

2つ目ですが、101キロ以上の乗車券についている途中下車も認められません。まぁこれは特急料金込みのセットなので、途中下車を考えることはないと思うので、あまり気にしなくていいと思います。

最後もちょっと大事な話で、ぷらっとこだまは、あくまで新幹線の駅と駅を結ぶ乗車券と特急券の料金しか含まれていないため、新幹線の駅までの乗車券が別途必要になります。

東京の場合、基本的には東京駅から目的地までの距離が101キロ以上であれば、出発地は「東京山手線内」、201キロ以上であれば「東京都区部」を起点するきっぷになります。(ただし、新幹線回数券は101キロ以上200キ以下で東京都区内となります)。

たとえば、東京駅から新幹線に乗る場合、「山手線内」であれば新宿や池袋から、「東京都区内」であれば西荻窪や浮間船渡、小岩から東京駅や品川駅までの運賃が含まれていますが、ぷらっとこだまにこれが含まれていません。

極端なケースとして、東京都区内で最も西にある西荻窪から東京までの運賃は400円かかります。「東京都区内」とついているきっぷであればこのきっぷで西荻窪から乗車できますが、ぷらっとこだまを利用する場合、400円のきっぷを購入して東京駅に向かう必要があります。

この差額が、他の格安切符との逆転現象を生み出す場合もあります。

補足
この特定区間の運賃がついていないことと絡みますが、外から新幹線乗り場に直接入る改札しか利用できません。
たとえば、東京駅からぷらっとこだまに乗る場合、東京までJR在来線でくる場合は、一度丸の内側の改札を出て、東海道新幹線の改札から入り直す必要があります。

ぷらっとこだまの購入方法

ぷらっとこだまの購入方法は、インターネット、電話、JR東海ツアーズ店舗での販売の3つの方法があります。

注意
ぷらっとこだまは旅行商品なので、新幹線のチケットを買うのと違い、JRの自動券売機や「みどりの窓口」では購入できませんので、ご注意ください。

まぁブログをご覧になっている人であれば電話という選択肢はないと思うので、インターネットでの購入と店舗購入について紹介したいと思います。

インターネットでの購入

ぷらっとこだまは、JR東海ツアーズのホームページで購入することが可能です。

現在は、ホームページで購入することができるのは出発5日前までです。インターネット経由なのに直前まで購入できないのは、乗車券やドリンク券などのクーポンを郵送していたからです。一応、きっぷじゃなくて旅行商品ですからね…。

これが、20207月からインターネットで購入したチケットは当日、新幹線専用改札のそばにある自動券売機で発券することが可能になります。これにより、インターネットでも前日まで購入することができるようになります。

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これは画期的な改善ですね!

よって、下で紹介する店舗での購入も、もう使わないことになるのかな…って感じですね。

JR東海ツアーズ・JTBでの購入

JR東海ツアーズやJTBの店舗だと、前日までぷらっとこだまを購入できるというメリットがあります。7月からはそのメリットもなくなりますが…。

JR東海ツアーズは東京だと東海道新幹線の停車駅である東京駅、品川駅のほか、新宿に支店があります。

中に入ると案内がありますが、わざわざ「ぷらっとこだま」が項目にあるんですね。こちらをタップして待てば、やがてかわいいお姉さんが案内してくれます。

ぷらっとこだま以外の東海道新幹線の割引

正直、東海道新幹線は日本屈指のドル箱路線であるため、出張パックなどに使う企画乗車券は多いのですが、自由に誰でも購入できる割引運賃が少ないんですね。

その中で、比較的使いやすくて割引額が大きいのが、EX-IC割引と金券ショップの回数券ばら売りでしょう。

EX予約サービス

EX予約サービスとは、年会費が1,100円かかるものの、東海道・山陽新幹線を常に割引運賃で利用できる会員制サービスです。もちろん「のぞみ」でも利用することが可能です。

ポイントはクレジットカードのオプションのような形になっていることで、JR東海エクスプレス・カードというクレジットカードを利用する方法のほか、提携するクレジットカード会社経由で申し込みます(JCBや三井住友カード、アメックスなど多くのカード会社が提携しています)

料金以外のメリットとして、ぷらっとこだまと違うところは、乗車日当日まで予約できることと、繁忙期でも指定席料金の追加がないことが挙げられます。

補足
そのほか、座席数限定で空いている時間帯(6時台、11~15時台)に限り、飛行機の早割のように割安のきっぷを販売したりしています。

金券ショップの回数券バラ売り

新幹線回数券のばら売りが金券ショップでよく売られています。私が新宿に行くことが多いこともあるのですが、けっこうお得で私も新幹線を利用するときは使うことが多いです。

これは新宿駅近くにある某金券ショップの看板です。ぷらっとこだまほどではないんですが、名古屋まで1万円以下になっているときも多いですし、京都や大阪へも12,000円台で販売されていることが多いです。

はっきり言って、JRで販売している6枚売りの回数券の1枚あたりの単価よりも安くなっているんですよね。どうやって利益とっているのでしょうか…。

利用区間別にお得度と所要時間を考えてみる

今回紹介したぷらっとこだまと、その他の割引料金などなどを比較して、はたしてぷらっとこだまはどのくらい安くて、余計にかかる時間はどのくらいなのか、総合的にみて利用はお得なのかについて、区間別に考察していきたいと思います。

東京ー静岡・浜松

まずはのぞみが停車しない静岡県内の2大都市、静岡駅と浜松駅から考察していきましょう。

東京と静岡・浜松の間は、1時間あたり原則としてこだま2本のほか、1時間に2本あるひかりのうち、1本が両駅に停車するダイヤとなっています。

東京からの所要時間は、静岡まではひかりが60分、こだまが80分ですから両者の差は20分、浜松の場合はひかりが85分、こだまが110分ですので差は25分程度しか差がありません。

で、料金はこちらになります。

東京・品川=静岡東京・品川=浜松
通常料金(指定)6,490円8,440円
通常料金(自由)5,960円7,910円
EX予約サービス(指定)5,940円7,710円
金券ショップ(自由)5,400円くらい6,400円くらい
ぷらっとこだま(指定)4,800円6,800円

静岡までをみたとき、ひかりなら念のため指定席を確保するでしょうから、通常料金は6,490円です。こだまであればまぁ自由席で大丈夫でしょうから530円引きの5,960円となりますし、EX予約サービスを利用すれば指定席でも5,940円になります。

一方、ぷらっとこだま普通車指定席プランを利用すれば4,800と、かなりお得になります。

ただ、東京=静岡間は、かなり回数券のバラ売りが安く設定されています。コロナの影響があるかもしれないので暫定で考えてほしいのですが、20206月末某日の新宿西口にある金券ショップをみると、最安値は5,080円でした。

自由席券なので5両しか自由席がないひかりで座れるかどうかは保証できませんが、こだまならば座れるでしょうし、差額280円で、日程を自由に変更できるのであれば、自由席を選んでもいいかもしれません。

さらに、先ほどの例にだした都区内運賃も考慮してみると、最も遠い西荻窪だと400円かかりますから金額が逆転します。新宿からでも200円ですので、その差は80円まで縮まります

浜松にいたっては、ぷらっとこだまよりも金券ショップで調達する回数券の方がお得です。確かに座席指定とドリンクはありませんが、その分25分ほど短い時間で到着するひかりが利用できますし、こだまを利用するにしても、まず自由席が満席になることはないでしょうから、安いほうがいいでしょう。

浜松に関しては、金券ショップに行けるひとであれば、ほぼ「ぷらっとこだま」を利用する意味がないと思います。

結論は、静岡に関して言えば、ぷらっとこだまを利用する価値がありますが、自由席でよければ金券ショップを覗いてみてもいいでしょう。浜松に関して言えば、金券ショップで安いものを入手できればそちらの方がよいでしょう。

東京ー名古屋

続いて東京=名古屋間を考察していきたいと思います。

東京と名古屋の所要時間は、のぞみだと1時間40分なのに対し、こだまの場合は2時間40分かかります。その差は1時間です。

東京・品川=名古屋
通常料金(指定)11,300円
通常料金(自由)10,770円
EX予約サービス(指定)10,310円
金券ショップ(指定)9,500円~10,000円
ぷらっとこだま(指定)8,500円

金券ショップでも9,500円を切っているのは私はみたことはないので、ぷらっとこだまは1,000円以上は安いことになります。

名古屋までの利用判断は「プラス1時間」というのをどこまで許容できるかですよね。2時間40分というのは、のぞみだと東京と大阪を結ぶ時間です。その時間で名古屋まで行くことができて、8,500円ビール付きというのを許容さえできれば、比較的お得で使う価値はあるかな、と思います。

また、東京=名古屋間はグリーン車料金が魅力で、通常料金に1,000円追加した9,500円で利用することが可能です。東海道新幹線のグリーン車は正直そこまで豪華か?と思うところはありますが、1,000円ですからアトラクションだと思って乗ってしまうのはいいと思います。

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個人的には次回の名古屋遠征では使ってみたいと思っています。いつ名古屋行けるのか知らんけど。

東京ー京都・大阪

最後に京都、大阪について考察したいと思います。

のぞみでの所用時間は京都まで2時間15分、大阪まで2時間30分です。一方、こだまでの所用時間は京都まで3時間40分、大阪まで4時間弱です。また、新大阪までいくこだまは1時間に1本となっていることにも注意が必要です。

東京・品川=京都東京・品川=新大阪
通常料金(指定)14,170円14,720円
通常料金(自由)13,640円14,180円
スマートEXサービス(指定)13,070円13,620円
金券ショップ(自由)12,200円くらい12,800円くらい
ぷらっとこだま(指定)10,500円10,700円

値段だけをみると、とても魅力的です。新大阪まで10,700円ですから、通常よりも3割くらい安いということになります。

また、京都や大阪の場合は、東京・品川に比べ前後にJR在来線を使う機会が少ないと思うので、特定区間の在来線部分もあまり考慮しなくていいと思います。

ただ、個人的に、新幹線で4時間というのは「ちょっとないなぁ」という感じです。のぞみなら4時間で広島行けますし、東北新幹線のはやぶさなら函館までいけちゃいます。

いくら安いからって、時間かけすぎじゃないのかなって思っちゃうんですよ。もちろん、ほどほどに安くてほどほどに速いので、時間に余裕があって新幹線にこだわりたい!という人には向いていると思います。

また、東阪間の移動であれば、そもそも新幹線ではなく飛行機という選択肢もあるでしよう。羽田空港と伊丹空港の所要時間は60分で、それぞれの空港から中心部の時間までと空港チェックインの時間を考慮すると、所要時間はほぼ同等でしょう。

飛行機は新幹線と違い、早い時間に購入すれば安くチケットが購入できます。時間帯によっては羽田=伊丹で7,000円台から設定がありますので、のぞみとほぼ同じ時間で、ぷらっとこだまよりも早く移動できることになります。

補足
成田空港と関西国際空港を結ぶLCCもあり、こちらはより安い場合が多いですが、成田=都心と関空=大阪中心部の移動時間を考えると4時間以上かかりますし、それぞれの空港と中心部の交通費も考えると、お得度が下がってしまうのであまりお勧めできないですね…。

なので私は東阪間でぷらっとこだまを使うのは、そんなお得ではないなぁと思っています。さすがに4時間は長すぎなので、飛行機とのぞみ、安いほうを選んでしまいますね…。

結論!ぷらっとこだまはお得なのか?

個人的には、東京発なら静岡と名古屋であれば利用価値があると思います。

ただ、浜松であれば、(私が調査した日の実績ではありますが)ひかりも利用できる金券ショップの自由席のほうが安いですし、京都・大阪なら時間がかかりすぎる部分があります。

もちろん、京都や大阪に移動する際、多少時間がかかっても安く新幹線で移動したいとか、飛行機が苦手だとか、クレジットカードが作れないのでEXサービスが使えないなどの理由があれば、大いに使う価値があると思います。

なお、東京から大阪への移動は飛行機という選択肢もありますし、マイルを貯めれば無料で東京と大阪の行き来だって可能です。簡単に、とは言いませんが、ひと手間かければ年間20万マイル、つまり東京・大阪を20往復くらいのマイルはためることが可能です。

そのやり方は以下の記事に書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

【重要】陸マイラーとして年間20万以上のANAマイルを貯めた方法を紹介【2020年バージョン】

2019-09-17

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