
SPGアメックスの2年目以降の更新時にもらうことができる無料宿泊特典。年会費が3万円以上するSPGアメックスの年会費を少しでも取り戻すために、有効に使いたいところです。
2020年は当初シンガポールのWホテルで利用する予定でしたが、残念ながらコロナの影響でキャンセルすることになりました。
2020年はコロナの影響でなかなか海外旅行が立てにくいので、利用先は国内で検討するのがよいと思います。
そこで、2020年に無料宿泊特典を使うにあたり、おススメのホテルを紹介します。
目次
年会費更新時にもらえる無料宿泊特典

SPGアメックスを継続して保有し、2年目以降の年会費を支払うと、その度にマリオットグループで使える無料宿泊特典が貰えます。
入会初年度は無料宿泊券をもらうことができません。2年目の更新からということにご注意ください(とはいえ、初年度は入会キャンペーンで39,000ポイントをもらうことが可能です)

この無料宿泊券を使うと、ポイント宿泊に必要なBONBOYポイントが50,000ポイント以下のホテルに泊まることができます。
一応、ポイント宿泊で予約することができるのは一番安いスタンダードルームになるのですが、マリオットのステータスパワーで、もしかしたらアップグレードなどもあるかもしれません。
無料宿泊券で宿泊ができるホテル
マリオットのホテルは高級度などに応じてカテゴリーが1から8まで各ホテルに設定されており、カテゴリーごとに、無料宿泊に必要なポイント数が定められています。
現在、各ランクに必要な無料宿泊ポイント数は以下のとおりとなります。
カテゴリー | スタンダード | オフピーク | ピーク |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
ということで、マリオットの50,000ポイントで泊まることができるホテルのカテゴリーは以下のとおりです。
- レギュラーシーズンの場合:カテゴリー6まで
- ピークシーズンの場合:カテゴリー5まで
- オフピークシーズンの場合:カテゴリー7まで
マリオットホテルの場合、同じカテゴリーのホテルでも、シーズン(繁忙期・通常期・閑散期)によって、必要なポイント数が変わってきます。
レギュラーシーズンであれば、カテゴリー6のホテルが50,000ポイントで宿泊できますので、この無料宿泊券は、カテゴリー6までのホテルで利用できます。一方、ピークシーズンの場合、カテゴリー6のホテルに宿泊するのに必要なマリオットのポイントは60,000ポイントなので、この無料宿泊券を利用できないんですね。
一方、オフシーズンであれば、カテゴリー7のホテルは通常60,000ポイント必要なところ、50.000ポイントで宿泊することができるので、カテゴリー7のホテルでもこの無料宿泊券を利用することが可能です。
マリオットのホテルカテゴリーは、毎年2月に変更されますのでご注意ください
無料宿泊の利用条件
さらに、この宿泊券のすごいところは、最も安い部屋という条件はあるものの、空室さえあれば正月、お盆、クリスマスなどで値段が高騰していたとしても予約が可能なのです。
ということは、混んでホテルが高いシーズンで使うことにより、威力は発揮します。ただ、混みすぎると空室がないので使えませんがね(笑)
また、無料宿泊特典のメリットは前日までキャンセルが無料であること。なので、「あ、ここいいな」と思ったら、とりあえず押さえてしまうということも可能です。
無料宿泊特典利用におススメの国内ホテルを紹介
もちろん、狙いはカテゴリーの高いホテルです。ホテルのランクで旅行先を決めるのは本末転倒ですが、可能であればカテゴリー6以上のホテルで使うのがお得であると思います。
マリオットのカテゴリー6以上に属するホテルは、1泊3万円台のホテルも多いので、場合によっては無料宿泊のポイントだけで年会費をペイできる可能性があります。
ちなみに、オフピークシーズンであればカテゴリー7のホテルも使うことが可能です。カテゴリー7ともなると、あのリッツ・カールトンのような超高級ホテルも含まれてきますので、利用価値が高いと思います(オフシーズンなので、ホテルの値段そのものが下がっているシーズンでもありますが…)
日本のホテルでカテゴリー6と7に属するホテルは以下のとおりです。
- ウェスティン ルスツリゾート
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ルネッサンス・オキナワ・リゾート
- セントレジス大阪
- シェラトン・グランデ・東京ベイ
- ウェスティン東京
- シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
- ザ・リッツ・カールトン日光
- ザ・プリンス さくらタワー東京 オートグラフコレクション
- 大阪マリオット都ホテル
- ウェスティン大阪
- シェラトングランドホテル広島
- シェラトン北海道キロロリゾート
- コートヤード東京ステーション
- 軽井沢マリオット
- キロロトリビュートフォリオホテル
- ウェスティンホテル京都
- メズム東京オートグラフ
- JWマリオット奈良
ちなみに、最高峰のカテゴリー8には、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクションホテル」や「ザ・リッツ・カールトン東京」などの超高級ホテルが含まれます。さすがにこのクラスに無料宿泊券を使うことはできません…。
沖縄マリオット(カテゴリー6)

2020年、私は沖縄マリオットで無料宿泊特典を利用する予定です。
沖縄のマリオット系列のホテルは、リッツ・カールトンがカテゴリー8、シェラトンサンマリーナとルネッサンス・オキナワ・リゾートがカテゴリー7に設定されており、カテゴリー6は沖縄マリオットだけになってしまいました。
沖縄のリゾートホテルに泊まるなら海に入れる季節に行きたいところですが、さすがに夏の沖縄は平日でもオフピークに設定されることはないので、シェラトンやルネッサンスで無料宿泊特典を利用することができません。
ただ、マリオットならばカテゴリー6なのでピーク以外であれば利用できます。そして、夏の沖縄でもスタンダード設定の日が多いため、多くの日で無料宿泊特典を利用することができそうです。

実際に2020年8月のカレンダーをみてみると、週末やお盆を中心に60,000ポイント、つまり無料宿泊特典を利用できない日がありますが、そこを避ければ50,000ポイント、つまり無料宿泊特典を利用することができます。


参考に有償で宿泊する場合の料金をみると、1泊50,000円を超える日も多いです。このように使えば、年会費もあっという間にペイできますね。

沖縄のマリオットはシェラトンやルネッサンスと違って海に直結していない部分はありますが、ビーチまでバスで送迎してくれますし、プールが充実していそうなので、まぁそれでいいかなぁと思っています。
メズム東京オートグラフ(カテゴリー6)

続いて紹介するのが、2020年に新たに東京・竹橋にできたホテル「メズム東京」です。
東京のホテルでカテゴリー6に位置づけられるホテルは「ザ・プリンス さくらタワー東京 オートグラフコレクション」や「コートヤード東京ステーション」があります。さくらタワーもいいホテルだと思いますが、2020年はせっかくですので新しいホテルであるメズムに泊まってみてはいかがでしょう。

メズム東京の場合、スタンダードルームでも広さが40平方メートルと、ゆとりのある部屋になっています。東京のホテルは狭い部屋が多いですが、これなら十分なスペースですよね。イメージデザインからも広々とした様子がみてとれます。

こちらも、宿泊に必要なポイント数が連日50,000ポイントとなっているため、無料宿泊特典が利用しやすいですね。夏休みに限らず、ずっと50,000ポイントです。

宿泊料金をみると夏休みはやはりこちらも高騰しており5万円ほど。秋や冬になっても、現時点では同様の金額が続くことになっていますので、年会費を十分にペイできそうですね。
リッツ・カールトン大阪(カテゴリー7)

最後に紹介するのは「リッツ・カールトン大阪」です。
カテゴリー7のホテルはオフピークでなければ利用できないのですが、なかなかオフピークに設定されている日がないんですよね。
沖縄の冬場はともかくとして、シェラトングランデ・トーキョーベイや2020年開業のリッツカールトン日光、大阪のセントレジスとかもいいホテルなのですが、いかんせん年内にオフピークの設定がほとんどありません。これは残念です。

そんな中、リッツカールトン大阪が、それでも平日の一部ですが、50,000ポイントになっている日がありました。9月から11月にかけての平日宿泊で何日かありましたので、もし日程の都合があえば利用してみるのも一つだと思います。
【追記】7月末までなら一部ホテルを除いてオフピーク設定!
7月末までの期間限定ですが、一部ホテルを除いて毎日オフピーク宿泊ができるキャンペーンを実施しています。
カテゴリー7の中では、人気の高い沖縄のルネッサンス、シェラトンとウェスティン ルスツリゾート、シェラトングランデトーキョーベイの4ホテルはオフピーク設定の対象外ですが、上で紹介したリッツカールトン大阪のほか、ウェスティン大阪、ウェスティン東京などは対象となっています。
まだタイミング的にGo to トラベルが始まる前でもありますので、始まってからはそちらに全力!という人は、7月のうちに東京や大阪の高級ホテルで使ってしまうというのも一つの手ですね。
まとめ
2020年のSPGアメックス無料宿泊特典の使い道について少し検討してみました。
海外で利用できないのであれば、やはり夏の沖縄で使いたいところ。マリオットホテルであれば、50,000ポイントになっている日も多いので、使いやすいかなぁと思います。
東京であれば今年は新規開業のメズムなんかがいいでしょう。新しいホテルってわくわくしますよね。
今年は国内旅行を楽しむ年と割り切って、新しい生活様式を意識しつつ、SPGアメックスの無料宿泊特典もうまく利用して、楽しい国内旅行をぜひ計画してみてください。