スマリボを設定してJCBカードの年会費を上手にお得にする方法を紹介

昨日、ANAのSFCにおススメのクレジットカードを紹介させていたただきましたが、読者の方から、以下の質問をいただきました。

JCBカードの発行を考えているんだけど、スマリボについてもう少し詳しく知りたい!

ブログに質問をいただけるのは有難いことです。確かに、VISAやマスターのほう家族会員まで考えればお得だよというのが答えでしたが、JCBで持ちたい人もいますもんね。やっぱり唯一の日本ブランド、大事にしたいものです。

ということで、今回はJCBのスマリボを使ってANA JCBカードを始めとする各種クレジットカードの年会費をお得にする方法について書いていきたいと思います。

JCBのリボ払いサービス「スマリボ」とは

スマリボとは、JCBの自動リボ払いサービスで、登録すると、ショッピングでの支払が、自動的にショッピングリボ払いになる支払い方法です。

もともとJCBは長い間「支払い名人」という名前でリボ払いをやっていましたが、2019年に新たにJCBが導入したリボ払い決済制度です。

このスマリボに登録しておくと、年会費の割引サービスを受けることが可能なんですが、一方で自動リボ払いということで、使い方をいろいろと考えないと、高額の金利を払うことになってしまいます。

スマリボの仕組み

スマリボの特徴は、リボ払いの残高に応じて支払額が自動的に決まる「残高スライドコース」であることです。

このコースは、支払額を利用者が選ぶことができず、毎月、JCBが定めた基準に基づいた定額と金利手数料を淡々と払っていけばいいものなんです。

逆にいうと、繰り越された残高にはしっかりと高額な金利がついていくため、最終的にはかなりの支払額になってしまうし、残高は一向に減らないということになります。借金膨れこみ間違いなし!

さらに、スマリボの評判が世間で非常に悪いのは、毎月の支払金額が異常に低いからです。

コース利用残高毎月の支払い金額
ゆとりコース~100,000円5,000円
100,001円~500,000円10,000円
500,001円~1,000,000円15,000円
1,000,001円~20,000円
標準コース100,000円以下10,000円
100,001円~200,000円20,000円
200,001円~300,000円30,000円
300,001円~400,000円40,000円
※以降100,000円ごとに10,000円加算

スマリボには「ゆとりコース」と「標準コース」の2種類があるんですが、返済額の多い「標準コース」ですら、残高が100,000円以下の場合、毎月の支払額は10,000円にしかなりません。

つまり、ある月に5万円の買い物をした場合、次の月のカード支払いは、何もしなければ1万円しか請求されません。ただ、もちろん残りの4万円が消えるわけもなく、翌々月には1万円とその間の金利まできっちり請求され、5か月かけて返済していくことになります。

ゆとりコースなんてもっと鬼畜で、残高10万円までは5,000円の支払です。その間に買い物を全くしないわけではないから、残高はどんどん膨らんでいきます。

たとえばこれはJCBのスマリボを紹介しているホームページに掲載されている図です。残高が12万円ありますが、最初の2か月は1万円ずつ、その後20か月かけて、5千円ずつ返して計22回払い!こんな悠長に返済していたら、年利18%の金利がとんでもないことになってしまいます。

issy
はっきりいって全然ゆとりじゃない。こんなんじゃ借金全然返せない。

もちろん、ローンなどと同様に、繰り上げ返済をして残高を一掃する方法はあります。

一番簡単なのはコンビニなどのATMで当該JCBカードをさして現金で支払う方法です。海外旅行でキャッシングした後に、日本に帰ってきて支払う方法と同じですね。

JCBカードの場合、締めは15日、請求額確定日が20日なので、毎月16日から19日までの間に、JCBカードをコンビニなどのATMでさし、支払を行ってしまいます。

コンビニATMでは小銭が使えないので、多少残高が残っても構いません。通常コースに設定しておけば、残高が1万円以下になるまで引き下げれば、翌月10日の支払時に残りの全額が引き落とされますから、金利は発生しません。

そのほか、一度JCBに電話して、指定された口座に残高全額を振り込むという方法もあります。

スマリボ登録の年会費割引制度

そんな鬼・悪魔のスマリボに登録するメリットは、年会費の割引(実質的にはキャッシュバック)が受けられるということです。JCBカードには年会費が発生するカードも多いので、これは大きなメリットになります。

年会費の割引金額は、カードの種別と年会費により、以下のとおりにわけらます。

種別年会費(税込)キャッシュバック金額
一般カード1,375円以上1,375円
1,375円未満年会費(税込)と同額
ゴールドカード5,000円以上5,000円
5,000円未満年会費(税込)と同額

JCBのオリジナルカードのほか、ソラチカカードやANA JCBカード、ANA JCBワイドカード、ANA SFCカードなどの一般カードでは1,375円、JCBゴールドゴールドやANA JCBワイドゴールドカードなどのゴールドカードの場合は5,000円の割引(キャッシュバック)になります。

issy
普通カードの場合は半額以下になることも多いですし、ゴールドカードの5,000円割引はけっこう大きいですね。

カードなお、JCBのプラチナカードやブラックカード(ザ・クラスなど)は、スマリボの年会費割引の適用はありません。まぁ、ステータスカードですから年会費割引なんてことをする必要はないですしね。

ソラチカカードやANA JCBカードなどの年会費はいくらになる?

私は一応マイラーな部分もあるので、ANAカードの場合、年会費がいくらになるかをみておきたいと思います。

スマリボ適用後のANAカード年会費(税込み)
  • ソラチカカード/ANA JCBカード:825円
  • ANA JCBワイドカード:6,600円
  • ANA JCBワイドゴールドカード:10,400円
  • ANA JCBスーパーフライヤーズカード:9,900円
  • ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード:11,500円

特にゴールドカードの割引が大きいですね。SFCでみれば、普通のSFCカードと、ゴールドカードの年会費の差は、1,600円しかありません。

スマリボ設定で年会費の割引を受けるたった一つの条件

スマリボ設定すると年会費の割引を受けることができますが、実際に割引になるには、一つ条件があります。

それは、年に1回はカードを利用すること。

はい、ただカードを年に1回利用すればいいだけです。これは金額の条件もありませんので、それこそ100円のコーヒー買うだけでも適用されます。

つまり、何も使わずにタンスに眠らせないでねって話です。

本当にこれだけなんです。リボ払いして金利を払わないと適用されないとか、そういうことは一切なくて、カードを1回使うだけ。

正直、クレジットカードをあまり使わないほうがリボ払いの手数料を払わずに年会費の割引を受けやすいという、ちょっと謎な仕組みではあるんですが、そういう仕組みをJCBが作った以上、お得に使わせてもらいましょう。

スマリボと上手に付き合う方法

ここまで、スマリボの特徴と、年会費の割引制度について紹介してきました。

クレジットカードの年会費の割引は魅力的ですが、一方で、定額スライド制のリボ払い制度であるため、自分で支払額を設定することができず、ATMで繰り上げ返済を行わない限り、どんどん金利の負担が増えていきます。

issy
年会費の割引以上に金利を払ってしまったら、元も子もありませんよね。

そこで、スマリボと上手に付き合って、金利を払わずに年会費の割引サービスを受ける方法をみていきたいと思います。

継続キャンペーン狙いのカードには極めて有効

あんまりこういうことを書くとクレジットカード会社に怒られちゃいそうなんですが、実際そうなので書いておきます。

今回の条件は、支払い方法に「スマリボ」に設定することと、年1回以上カードを利用するということですから、クレジットカードの継続キャンペーン狙いで保有し続けるカードは、スマリボに設定するのが非常に向いていることになります。

例えば、ソラチカカードなどの、ANA JCBカードなんかがその代表的な例です。ソラチカカードは通常年会費が2,200円で、毎年更新すると1,000ANAマイルをもらうことができます。

これが、スマリボを適用すると年会費が1,375円割引されますから825円となります。つまり、毎年825円の年会費を払うことにより、1,000ANAマイルをもらうことができる、と言い換えることもできます。

1マイルの価値は2円くらいはある(というか、それくらいで使わないともったいない)ことから、825円の年会費を支払って1,000マイルをもらうことは、かなりお得なことであるといえます。

もちろん、年に1回はクレジットカードを利用することが条件にありますから、例えば毎年1回、数千円の買い物の際に利用することが必要です。これを忘れないようにしましょう。

別に年1回コンビニでJCBカード使えばいいのですが、このような使い方の場合はふだん財布に入れないと思うので忘れてしまうかもしれません。

そこで、一番忘れないのが、安めの年会費の支払に設定しておくパターン。例えばAmazonPrimeの年会費なら4,900円ですから(2020年現在)、AmazonPrimeの年会費だけこのJCBカードで支払うとしておけばいいですね。

月額10,000円以下の公共料金等専用のカードにする

とはいえ、さすがに年1回の利用なんていう死蔵保有はクレジットカード会社にも申し訳ないですよね。

そして、保有しているクレジットカードが実際に利用されているかどうかは、CICという信用情報を取りまとめているところにしっかりと記録されています。毎月の支払があるかどうかが他のクレジットカード会社にわかってしまうので、「こいつカード作っても全然使わないじゃん」というのがバレバレになってしまいます。

そこで私がおススメする使い方は、先ほどのAmazonPrimeの話に似ているんですが、月額が1万円を超えない、毎月請求される支払いをJCBカードにすること。

AmazonPrimeのほか、NHK受信料なんは年額で払うとお得ですから月額で払うのはちょっともったいないので、例えば有料テレビチャンネル(スカパーなど)とか、医療保険とか、都市ガスとか、1万円をこえずに長期間月額払いするものを選んでみるといいと思います。

補足
真っ先に思いつくのは携帯料金ですが、クレジットカードの加入キャンペーンで携帯の支払をするとポイントがつくものが多いので、そっちにとっておいたほうがいいかもしれません。

このような支払いをすれば、毎月の支払記録もつきますし、死蔵で発生する「後ろめたさ」もないので、極めて有効だと思います。

ソラチカカードを使ってANAマイルを貯める

また、ソラチカカードのように交通系IC電子マネー搭載のカードの場合で、鉄道利用が月数千円までという方であれば、オートチャージでの利用がおススメ。1万円はこえず、しっかりとクレジットヒストリーを育成することができますね。

私もソラチカカードはPASMOのオートチャージでの利用のみにしています。だいたい月3回オートチャージして、9,000円の支払になるように調整しています。

年会費発生月前後のみスマリボ払いに設定する

ここまでは少し後ろ向きなクレジットカードの利用方法ですが、せっかくJCBカードを発行したから使いたい!という人も多いと思います。特にANA JCBゴールドとかですと、マイルへの還元率もなかなか悪くありません。

けど、そのうえで年会費を割引させたいが、金利なんて払いたくないですよね。

その場合、とりうる方法は2つあって、一つは先ほど触れたあと払い方法。毎月丁寧に、16日から19日の間にATMにいって、残高を清算していけばいいです。

もうひとつの方法はちょっとずるい方法なんですが、年会費確定月だけスマリボに登録しておくという方法があります。

実はスマリボ登録の解除や再登録は、JCBのWebサイトであるMyJCBで簡単に行うことができます。

何度も繰り返して恐縮ですが、年会費の割引条件は、クレジットカードの1回の利用と、スマリボの登録でした。

この「スマリボの登録」は、年会費発生月にスマリボに登録しておけばいいということ。つまり、年会費の支払の前月19日にさえスマリボに登録していれば、ほかの期間はスマリボに設定しておく必要がないんです。ナニコレスゴイ技。

私の場合5月10日が年会費の引き落とし日なので、4月19日にスマリボに登録しておけばよいわけで、こう考えれば、春先はクレジットカードの利用を控え、5月10日すぎたらスマリボ解除して、通常どおり1回払いいカードとして利用し、また春になったらカードの利用を控え、満を持して4月19日にスマリボを設定し…なんて方法も可能です。

ただ、まぁ色々忘れるとまた面倒なことになりますから、あまりやりたくないなぁ、なんて考えたり…。

こう考えると、毎月1万円以下の利用が、いちばん便利な使い方なんですかね…。

スマリボの設定方法

ここまで理解して、「スマリボを使って年会費をおトクにしよう」と思った方へ、実際にスマリボに登録する方法を、最後に紹介したいと思います。

新規カード発行の場合

これから新たにJCBカードを発行する場合は、カード申し込みの際に、あわせて支払方法を「スマリボ」に設定することが可能です。

インターネットでJCBカードの申し込みをする際、住所や職場の情報を入力したあと、「本会員の追加サービスの設定」というところに、「スマリボのご登録」という項目があります。

ここで、「スマリボに登録する」にチェックをいれ、スマリボの支払コースは、「残高スライド標準コース」にチェックをいれましょう。

これで、2年目からの年会費が、ANA JCBゴールドカードSFCなどのゴールドカードの場合は5,000円、ANA JCBワイドカードやソラチカカードなどの普通カードは1,375円の割引となります。

すでにお持ちのJCBカードに適用する場合

現在すでに持っているJCBカードにスマリボの設定をしたい場合、My JCBから設定変更が可能です。また、電話でも変更が可能です。(0120-802-570:24時間対応)

注意点としては、現在多くの決済残高がある場合や、定期的は支払を設定している場合、すぐにスマリボが適用されてしまうと、支払額が定額になってしまい、残高は減らない、金利はかかると踏んだりけったりになります。

次の年会費支払い月までにスマリボを設定すればいいので、様々な支払を他のカードに移すなり、すでに支払残高にあがっているものはきれい支払を終えてから、スマリボに設定することをお勧めします。

(参考)三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」との比較

リボ払いを設定するとクレジットカードの年会費が割引されるサービスは、JCBのスマリボのほかに、三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」があります。

ANAカードですと、VISAやマスターの場合は発行会社が三井住友カード、JCBブランドの場合の発行会社はJCBとなります。

そこで、同じようで若干違う「スマリボ」と「マイ・ペイすリボ」の違いを、最後に少し比較しておきましょう。

スマリボマイ・ペイすリボ
割引額一般:1,375円
ゴールド:5,000円
カードごとに異なる
ANA VISA:1,073円
ANA VISAゴールド:3,500円
毎月の返済額返済額を毎月自由に設定定額スライド制度
繰り上げ返済事実上Webで可能
(支払額を自由に設定)
ATM振込が必要
割引開始年2年目から初年度から
(2021年からは2年目から)
家族カード年会費割引対象外割引対象(金額は別途)
年会費割引適用条件年1度以上カード利用年1度以上金利発生

マイ・ペイすリボの場合、支払額を毎月自由に調整することが可能ですし、カード利用上限額まで設定することが可能なので、リボ払いでありながら、1回払いのような使い方をすることも可能です。

また、2021年1月までは、初年度から年会費が発生するカードでは、初年度からちゃんと割引が行われますし、家族カードの年会費も割引されます。特に家族カードを発行する予定の人であれば、三井住友カードを選ぶことをお勧めします。

一方、JCBのスマリボの場合、年会費の割引額がマイ・ペイすリボに比べて大きいことや、スマリボに登録しておけば、クレジットカードの利用して金利が発生していなくても年会費割引の恩恵が受けられるのがメリットになります。

まとめ:JCBのスマリボをお得に利用しよう

リボ払い方式であるスマリボに登録し、JCBカードの年会費を下げる方法について説明してきました。

ANAマイラーとして今まで多くの方がもっていたソラチカカードなども、年会費を825円まで圧縮したうえで毎年更新ボーナスで1,000マイルもらうことができますし、万が一ANAマイルを他のポイントに交換したい際の避難コースとしても維持しておくことが可能です。

ソラチカカードに限らず、ANA JCB系のクレジットカードであれば、同様に年会費を圧縮することが可能です。ゴールドカードだと5,000円の割引ですから、かなり維持費を圧縮することが可能です。

もちろんリボ払いの金利はすさまじいものがあるので、工夫しながらカードを保有することが大事です。私個人的には、毎月の決済を比較的定額になる公共料金の引き落としに使って、毎月の利用額を1万円以下におさえ、普段遣いは別のクレジットカードを利用する、という方法をお勧めします。

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