日本の空の玄関、成田空港。遠いといわれる中も成田空港大好きなissy(@y_issy24)です。
成田空港へのアクセスは鉄道、バスなどがそんな中、時間に余裕があって一人であれば、圧倒的に便利なのがTHEアクセス成田です。
リムジンバスに比べ安いうえ、所要時間も成田エクスプレスとほぼ同じというTHEアクセス成田について今回は紹介したいと思います。
目次
成田空港へのアクセス方法
東京都心から成田空港へのアクセス方法は、一般的には以下のものがあります。そういえば昔は森ビルと成田空港を結ぶヘリもありましたね。あれなくなったんですね。
- 成田エクスプレス
- 京成スカイライナー
- 成田スカイアクセス(アクセス特急)
- リムジンバス
- 格安バス
このうち、成田エクスプレスについては値段が高いものの、首都圏の各ターミナル駅から直接鉄道で成田空港に向かうことが可能というメリットがあります。特に新宿や品川、横浜に直接乗り入れているのは大きなメリットになります。
【成田エクスプレスは高いですが、安く乗る方法もあります。こちらを参照してください】
また、京成スカイライナーは日暮里と空港第2ビルを36分で結び、現状では最も早く都心と空港の移動が可能となっています。
このほか鉄道利用のメリットは、特に子供がいる場合に真価を発揮します。例えば小さい子供がいてぐずった場合も、有料特急であれば、デッキなどであやすことが可能です。また子供が動きたくなっても、バスの場合はじっとしていなければなりませんが、鉄道であれば多少は動き回ることができます。
一方、バスは子連れではちょっと使いにくい部分もあるんですが、私一人だったら最近はバスの方が便利じゃないのかな?と思っています。
そう思うようになったのが、THE アクセス成田を利用するようになってからですね。
THE アクセス成田の概要

THEアクセス成田は、東京駅・銀座駅・東雲と成田空港の3つのターミナルを結ぶ格安バスです。もともと千葉県の平和交通が始めたサービスですが、ジェイアールバス関東が共同運航に加わったことにより東京駅のJRバスのターミナルが利用できるなど、利便性が大幅に上昇しました。
ルートは、(東雲イオン)~銀座数寄屋橋~東京駅~成田空港(第1、第2、第3ターミナル)となります。
特にLCCを利用する場合、成田空港の第3ターミナルは鉄道の空港第2ビル駅から離れていますので、圧倒的にバスの方が便利になります。
鉄道駅のある第1ターミナル、第2ターミナルの場合でも、成田空港は鉄道駅が地下にある一方、出発ターミナルは4階ですから、この移動を省略できることも、バスが便利だなぁと思うところです。
片道料金は1,000円と格安
THEアクセス成田の運賃は、片道1,000円となっています。
今でこそ格安バスが充実してきましたが、少し昔までは、成田空港にバスに行くにはリムジンバスを利用するのが基本で、都内からのバス料金は3,000円でした(もちろん今もリムジンバスはあります)。

今までの常識を破った格安バス。とはいえ、1,000円のバスだからってなめてはいけません。
当たり前の話ですが、3,000円のバスでも1,000円のバスでも所要時間は同じです。そのうえ、THE アクセス成田は東京駅八重洲南口目の前にあるバスターミナルからの発車で時間のロスもありません。
車内も、豪華ではありませんが、一時間乗るだけであれば全く窮屈に感じませんし、中にはWi-fiが利用できるバスもあったりします。座席の広さも、実はリムジンバスと同じだったりもするんです。
本数は最頻で10分に1本、所要時間は最短60分
THEアクセス成田の本数は1日142便。最も本数の多い12時台、14時台などは、東京駅から成田空港まで、10分に1本の頻度で運行しています。
これ以外の時間も、1時間あたり4~5本を運行しているため、バスの時間に合わせて東京駅に向かうというより、東京駅について来たバスに乗る、という感じになると思います。
また、所要時間は東京駅から成田空港まで、およそ60分となっています。実は、成田エクスプレスでも東京駅と成田空港の間は60分かかりますので、ほぼ所要時間は同じとなっているんですね。
事前予約不要・チケット購入不要で当日バスに直接乗車可能

私的にTHEアクセス成田の一番大きいメリットがこれだと思っています。
THEアクセス成田を利用する際は、予約もチケット購入も不要で、そのままバス乗り場に向かい並んで乗ればよいのです。
さらに、交通系ICカードも利用できますので、路線バスに乗る感覚で空港バスに乗車することが可能なのです。もちろん現金でも支払うことが可能ですし、1,000円ぽっきりなのでおつりなどで戸惑うこともありません。
確かに、予約をしないということは確実に乗れるという保証はないのですが、THEアクセス成田では、自由席を必ず20~30席は用意しています。また、次のバスに乗れなくても、その次のバスが10分後には来ます。
バスの本数が少ないなら予約したいところですが、10分後のバスに乗ればいいということであれば、予約なしの方が、乗りたいときに乗れるというメリットが大きいのではないでしょうか。

成田空港行きのバスに限り、THE アクセス成田では予約を受け付けています。予約はインターネットのみで、以下から申し込むことが可能です。ただし、予約をしても座席を指定することはできません!
実際にTHEアクセス成田を利用して成田空港に行ってきました!
私もそんなこんなで、THEアクセス成田を利用して成田空港に行ってきました(というか、最近はもっぱらTheアクセス成田です)そこで、そのときの様子を紹介できればと思います。
東京駅の乗り場は八重洲南口で非常に便利

THE アクセス成田の東京駅での乗車場所は、八重洲南口にあるJRバスターミナルになります。LCCバスでありながら、JRグループが共同運行するバスということで、東京駅を降りてすぐのJRバスターミナルにバス停があります。
改札をでてすぐのところにあるので、これは非常にありがたいですね。

東京駅の八重洲南口の改札を出たら、まっすぐいけばバスターミナルが目の前です。

たくさんのバスが停車していますが、THEアクセス成田は7番のりばから発車しますのでこちらに向かいます。先ほど紹介したとおり、切符を購入する必要もありません。
多くの方が列をなしているので、すぐにわかると思います。
こちらの列でスタッフの方に予約の有無と荷物の預けがあるか、また降車ターミナルはどこかを確認されます。イメージ的にはエアポートリムジンの職員さんより勤勉な気がします…。
バス車内は快適!スムーズに成田空港に到着します

バスの乗車時にはSuicaをタッチするだけで乗車できます。やはり事前にバスターミナルで時間を決めてチケットを購入したりする手間がないのはありがたいと個人的には思います。
なお、全席自由席ですので、空いている席に座りましょう。予約をしても席は指定されない形になっていますので、どの席に座っても問題ありません。
バスの中は4列シートとなっていて、縦は11列タイプとゆったりとした作りになっています。
そのため、足元にも余裕とまではいいませんが、多少ゆとりのある作りになっています。私の身長は180超ですが、前に膝がつくこともありません。
また、バスの中にちゃんとトイレがあるのも、トイレが近い方には安心ですね。
各座席にはACコンセントが備え付けられており、充電することも可能です。
バスによってはWi-Fiが搭載されている場合もありますが、私が今回乗ったバスには搭載されていませんでした。
1時間で成田空港へ到着
東京駅からの移動は快適。東京駅を出るとすぐに宝町の料金所から首都高を走り、あとは成田空港まですべて高速道路ですから、時間が比較的読みやすいですね。
東京駅からは首都高速、東関東自動車道、空港道をとおり、1時間で成田空港が見えてきます。
首都高速湾岸線にでたら全線が片側3車線の道路を通るため、箱崎ジャンクションや宮野木ジャンクションで酷い渋滞につかまらない限り、そこまで大幅に遅延することはなさそうです。
2015年に成田空港の検問が廃止されたため、スムーズに空港に入っていきます。

バスが到着するのは各ターミナルの出発階です。写真でみてわかるとおり、LCCバスの成田空港でのバス停は端の方にあるので若干不便ではあります。一等地はリムジンバスが使っていますからねー。
それでも、バスを降りたら、すぐに航空会社のチェックインカウンターが見えてくるのも、バス利用のメリットではないでしょうか。
鉄道の場合、地下のホームからチェックインカウンターのある4階まで上がる時間で5分以上みる必要がありますからね。
京成が運行する「東京シャトル」との違い
実は、東京駅から成田空港を結ぶ格安バスは、Theアクセス成田のほかに、「東京シャトル」という、京成電鉄系が運行しているものもあります。
リムジンバスは論外として、この2つのバスを比較したいと思います。
THEアクセス成田 | 東京シャトル | |
---|---|---|
東京側停車場 | 東京駅、銀座駅、東雲など | 東京駅、銀座駅、東雲 |
東京駅のバス停 | JRバス停(東京駅前) | 少し離れたところ |
料金 | 1,000円 | 予約すれば900円 |
運行頻度(日中) | 10~15分おき | 20分おき |
予約の要否 | 不要(予約も可能) | 不要(成田行は予約可能) |
トイレ | 有 | 無 |
座席列 | 11列 | 12列 |
Wi-fi | 一部有 | 有 |
このように一長一短ありますが、総じてメリットはTHE アクセス成田の方が個人的には大きいと感じています。
私は本数の多さと、予約不要でSuicaで乗ることができる気軽さを重視して、THE アクセス成田を利用しています。
この前も、17時25分に東京駅に到着し、17時30分発のバスに乗ることができました。バス乗り場にいって乗るだけですからね。便利です。
まとめ:Theアクセス成田は便利すぎる
東京駅と成田空港の間を結ぶ確約バス「THEアクセス成田」の紹介でした。
鉄道の普通電車よりも安い格安バスでありながら、東京駅から成田空港までは成田エクスプレスとほぼ所要時間は同じ1時間で到着します。
鉄道で地下から出発ターミナルまで登る時間などを考えれば、ほぼ所要時間は同じといっても過言ではないでしょう。
もちろん、渋滞が予想されるような時期であれば鉄道利用の方が時間が読めたり、子供連れであればバスよりも鉄道のほうがなにかと楽な部分もありますので、うまく使い分けつつも、基本的には私は当面の間は成田空港に行くのはアクセス成田だなぁと思うところです。