
どうも、マイルを必死にコツコツとためているissy(@y_issy24)です。
私はJALマイルやANAマイルをメインで貯めてはいますが、実は海外の航空会社のマイルもちょっとだけためていたりします。
そのうちのひとつが、アメリカ3大航空会社のうちの一つであるユナイテッド航空(UA)です。
なんでユナイテッド航空のマイルを貯めているのかというと、ユナイテッド航空のマイルは、ANAの特典航空券に交換することが可能です。特にANAの国内線の特典航空券に変える際は、本家のANAマイルを使うよりも、少ないマイル数で、より便利に使うことができたりするんです。
また、2021年9月からは、ソラシドエアやAir DOなど、ANA以外が運行するコードシェア便についても発券することが再び可能になりました!
今回は、ユナイテッド航空のマイルを使ってANA特典航空券に乗る際のルールや、どれだけお得なのかを説明していきたいと思います。
目次
ユナイテッド航空のマイルでANA特典航空券が発券可能
ユナイテッド航空は、アメリカの3大航空会社のうちの一つです(残り二つはアメリカン航空とデルタ航空です)。
ユナイテッド航空のマイレージサービスはマイレージプラス(Mileage Plus)といい、ANAやJALなどの国内の航空会社と同様に、フライトのほか、ショッピングやクレジットカードの利用などでもマイルをためることができます。
普通に考えたら、ユナイテッド航空に乗らない人にはあまりマイルを貯めるメリットがないようにみえてしまいますが、ユナイテッド航空は、世界に3つある航空会社のグループの一つである「スターアライアンス」に加盟しており、同じスターアライアンスに所属するANAと提携しています。
そのため、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの特典航空券を発券することが可能です。

ユナイテッド航空マイルの有効期限
ユナイテッド航空のマイルは、昔は有効期限もあったのですが、2019年に有効期限が撤廃されました。
ANAやJALの場合、マイルの有効期限は36か月となっています。特典航空券の発券に必要なマイルは数千~数万マイルですから、たまにしか飛行機に乗らない人などであれば、3年間でたまり切らずに失効してしまうこともあります。(陸マイラーであれば、ANAマイルがザクザクたまるので、そんなことは起こらないのですが。)
ユナイテッド航空のマイルは有効期限がありませんから、ショッピングやフライトで少しずつためていっても、期限がきて失効してしまう心配ありません。
もともとユナイテッド航空のマイルは昔から、18ヶ月以内に一度でもマイルが積算されたりマイルを使ったりすればよかったので、実質的に有効期限はなかったのですが、この規定すら撤廃されました。
ユナイテッド航空のマイルで利用できる航空会社
ユナイテッド航空のマイルで利用できる日本国内の航空会社は、ANAのほか、ANAがコードシェアするスターフライヤー、AirDo、ソラシドエア、オリエンタルブリッジが対象となります。
ANAとコードシェアしているLCCのピーチ・アビエーションの便は、現時点ではでてきていないそうです。
2020年11月から、従来利用できたANAとコードシェアしているスターフライヤー、AirDo、ソラシドエア、オリエンタルブリッジでは利用することができなくなりましたが、2021年9月から、どうもこれらの航空会社運航便でも利用できるように戻ったようです。
ANA国内線特典航空券に必要マイル数
ユナイテッド航空のマイルの使い道として一番便利なのが、ANAの国内線特典航空券です。それはなぜかというと、必要マイル数が少ないから。
ANA国内線にユナイテッド航空のマイルを使って搭乗する場合の必要マイル数は以下のとおりとなります。
出発地と目的地の区間マイル | 必要マイル数 |
---|---|
800マイル以下 | 5,500マイル~ |
801マイル以上 | 8,800マイル~ |
ユナイテッド航空のマイルをANAの国内線で利用する場合、出発地と到着地の区間マイル(距離)が800マイル以下か、801マイル以上かで必要マイルが変わってきます。800マイル以下であれば必要なマイル数は片道あたり5,500マイルとなっており、801マイル以上の場合は片道あたり8,800マイルが必要になります。
区間マイルが800マイルというと、東京や名古屋を起点とした場合は沖縄以外のすべてのエリアを網羅し、大阪を起点とすると石垣・宮古以外を網羅します。
つまり、ANA国内線のほとんどの路線が、5,500マイルで利用できるということになります。
これをANAのマイルを使って搭乗する場合と比較してみたいと思います。
UAマイル | ANAマイル (ローシーズン) |
ANAマイル (レギュラーシーズン) |
ANAマイル (ハイシーズン) |
|
---|---|---|---|---|
羽田=新千歳 | 5,500 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
羽田=大阪 | 5,500 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
羽田=福岡 | 5,500 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
羽田=那覇 | 8,800 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
ANAマイルを使う場合、東京=大阪のような短距離でかつローシーズンの場合に限り、ANAマイルを使うほうが必要マイルが少ないですが、それ以外であればUAマイルの方が必要マイル数が少なくなっています。
また、2021年4月現在、搭乗21日前より直近になると、直前発券手数料として、追加で5,500マイル区間では500マイル、8,800マイル区間では800マイルほど必要マイルが増加します。
この直前発券手数料は需要によっても変化するようで、一時期は29日前から3,000マイルも発生しており、片道8,500マイルも必要だったことから、1か月を切ったフライトでユナイテッド航空のマイルを使うのはちょっと勿体なく、ANAマイルを使った方がオトクでした。
とはいえ、現在は通常必要なマイルに500~800マイルを追加するだけで発券できますから、直前でもANAマイルを利用するよりオトクに発券することが可能です。
空港使用料が発生するようになった(2021年10月~)
最近、ANAやJALでは特典航空券の発券時に、国内線の特典航空券でも国内線旅客施設使用料(PFC:Passenger Facility Charge)がかかるようになっていますし、BAでは以前から徴収していましたが、UAでもついに徴収するようになりました。
それが今後は自己負担になります。国内線特典航空券の場合、「無料」というのが大きな響きでしたが、これからは大半の路線で数百円程度の負担がでてくることになります。
PFCの支払対象となる空港と料金は以下のとおりです。
対象空港 | 大人 | 子供 |
---|---|---|
新千歳空港 | 270円 | 140円 |
仙台空港 | 230円 | 120円 |
成田空港 | 450円 | 220円 |
羽田空港 | 290円 | 150円 |
中部空港 | 440円 | 220円 |
伊丹空港 | 260円 | 130円 |
関西空港 | 440円 | 220円 |
北九州空港 | 100円 | 50円 |
福岡空港 | 110円 | 60円 |
那覇空港 | 120円 | 60円 |
JALやANA、BAの場合は出発空港、到着空港の両方で徴収されるのですが、UAのシステムではなぜか最初の出発空港では徴収されない状態になっています。
例えば羽田発那覇行の場合であれば、羽田空港のPFCが290円は発生せず那覇空港のPFC120円のみが徴収され、那覇発羽田行きの場合、290円の支払いが発生することになります。
なお複雑な行程を組んでいる場合、2フライト目からは到着・出発それぞれに徴収される仕様のようです。これは当日のうちの乗り継ぎだろうと、日をまたぐ乗り継ぎだろうと関係ありません。乗り継ぎ都市では2倍のPFCが徴収されるのです。
私が先日組んだ関空→那覇→羽田→函館の場合、関空の出発時に発生する440円は発生せず、那覇の120円が到着と出発の2回分、羽田の290円が到着と出発の2回分、合計で820円の徴収となりました。
ユナイテッド航空のマイルを使った特典航空券の特徴
ユナイテッド航空のマイルを使った特典航空券の場合、国際線のルールが適用されるため、通常のANAマイルを使った国内線特典航空券に比べ、自由度が増しています。
2回までの乗り継ぎが認められている
ユナイテッド航空の特典航空券でANA国内線を予約する場合、国際線の予約などと同じように、出発地と目的地の間に、24時間以内の乗り継ぎが2回まで認められています。
直行便がない路線の発券も可能

たとえば、東京から五島列島の福江までは直行便がなく、基本的に福岡空港で乗り換えることになります。この乗り継ぎが24時間以内であれば、出発地東京、目的地福江、福岡でトランジットという扱いになり、東京→福岡と、福岡→福江の2区間を5,500マイルで利用することが可能となっています。
そのほかにも、地方空港から地方空港に行く場合なんかも直行便がないところがあると思います。このような場合、通常羽田空港や伊丹空港で乗り継ぐことになると思いますが、このような場合でも、1区間として5,500~6,000マイルで移動することが可能になります。
直行便が満席でも迂回して発券が可能
ほかにも、北海道の地方空港に行く場合に直行便がなくても札幌経由でいくとか、石垣島や宮古島に行く際に那覇空港経由で向かうことになった場合、2区間搭乗しますが、あくまで出発地と目的地の距離に応じたマイルのみが必要となるので、札幌や沖縄で一度別ぎりになって11,000~14,300マイル(5,500×2区間or8,800+5,500)が必要になる、ということはありません。これ、ありがたいですよね。

私の実例で申し上げると、特典航空券が取りにくい夏の北海道にマイラーの皆さんと函館旅行した際、羽田→函館の空席がとれなくて羽田→札幌と札幌→函館という形で予約したり、2020年には道東旅行を予定したものの羽田→釧路が取れずに羽田→千歳と千歳→釧路で予約したことがあります。
この場合なんかでも、ANAの場合は2区間それぞれに必要マイルがかかってきますが、UAであれば1区間扱いとして、5,500マイルから6,000マイルで行くことができたりしちゃいます。
寄り道だってできちゃう!
また、あくまで必要マイル数は出発地と目的地の区間マイルに基づいて算出されます…結果として遠回りの乗り継ぎをしたとしても、単純に出発地から目的地までの距離で計算されるんです。

この例は、札幌から東京に向かう際に、遠くの福岡空港を寄り道した場合です。このときに必要マイルは札幌→福岡と福岡→東京の合計区間マイルではなく、あくまで出発地札幌、目的地東京(区間マイル510)と扱われ、特典航空券に必要なマイル数は5,500マイルになります。
わざわざ札幌から東京に帰るのに福岡に寄るのは無駄なルートでありますが、福岡に24時間以内の滞在が可能なので、ちょっと福岡で食事や観光をしてから東京に戻れます。それでも必要マイルは2区間合計で5,500マイルなんですね。これ、ちょっとお得だと思いませんか?
これこそが、ユナイテッド航空のマイルを使った国内旅行の醍醐味です。本来の目的地のほかに、別の土地でプチ観光をしたりすることができます。
私も2020年9月に、ユナイテッド航空のマイルを使って北海道旅行の帰りに新千歳空港からからこのような乗り継ぎを行い、福岡で友人とおいしいものを食べ、エポスゴールドカードをJQエポスゴールドカードに切り替えしてから東京に戻ってきました。

出発地と到着地を近くの空港にすると?
ここまで紹介した「24時間以内の乗り継ぎが可能」というルールを応用すると、ユナイテッド航空のマイルを使用して、実質日帰り旅行が5,500マイルでできるという技もあります。それがこちら。

たとえば、福岡の方が日帰りで東京に行く場合、佐賀→東京→福岡の行程とすると、佐賀発福岡行きの片道という扱いになり、実質的に5,500マイルで東京往復をすることが可能です。
当たり前ですが出発地と目的地を同じ空港にはできません。あくまで、近い空港にするということです。
もちろん、乗り継ぎとしての扱いになりますから滞在時間は限られるものの、朝7時の便で東京に向かい、東京を夜8時に出発する便ならば東京滞在時間を11時間以上確保することができます。日帰り東京旅行が5,500マイルでできるというのは、非常にお得になっています。
ただし、別の空港でも東京の成田と羽田、関西の伊丹、関空、神戸ではこの技はできません。これは国際的に「東京」、「大阪」と同一空港(マルチエアポート)として扱われているためです。一方、福岡と佐賀は、ANAの運賃規則では同一空港扱いになっていますが、国際的なマルチエアポートにはなっていないので、発券が可能となっています。
この組み合わせは、2つの空港が近くて、マルチエアポート認定されていない都市で使い勝手がよいです。例えば広島空港と岩国空港や、秋田空港と大館能代空港などがおもいつきます。
ANA国内線特典を335日前から発券可能
ユナイテッド航空のマイルを使ってANA特典航空券を発券できる期間は、現在は搭乗日の335日前、約11ヶ月前から当日までとなっています。
ANAマイルを使った特典航空券の場合、3月末から10月末までの分が1月に、10月末から翌年3月末までの分が8月下旬けら予約できるようになります。なので、ANAマイルでとる特典航空券よりもユナイテッド航空のマイルを使ったほうが、早く予約できてしまうのです。
これを使えば、年末年始やゴールデンウィークのANA国内線特典航空券をスムーズに予約することが可能です。まさしく、「知っている人だけが得をする」世界です。
当日発券も可能
さらに、2020年9月現在では、ユナイテッド航空のマイルを使えば当日のANA国内線特典航空券も6,000マイルで発券することが可能となっています(通常5,500マイル+直前発券手数料500マイル)。

ANAやJALの特典航空券は前日までの予約が必要ですし、昔は当日発券のできたBA(ブリティッシュエアウェイズ)のマイルを使ったJAL便も今はできなくなりましたので、当日の特典航空券が発券できるのはユナイテッド航空のマイルを使ったANAグループ便のみとなります。
ユナイテッド航空のマイルでのANA特典航空券予約方法を説明
それでは、ユナイテッド航空のホームページでANA特典航空券を予約する方法を紹介したいとおもいます。
2021年10月現在、ユナイテッド航空のアプリ経由で特典航空券の予約をすると、予約はできても発券はできない事象が発生しています。アプリ更新でアジアに対応していないようです。ご注意ください。

まずはユナイテッド航空のホームページのトップページにある旅行の予約から、往復か片道か、日程、目的地などを入力し、【マイルを使って予約】にチェックをいれてから【フライトを検索】ボタンをクリックします。
出発地と目的地の欄はローマ字で入力すれば候補がでてきます。3レターをご存知であれば、3レターでも候補リストがでてきます。

検索すると便が表示されますので、希望の便を選択しましょう。先ほど紹介したように、直行便のほか、空港を経由する便なども表示されます。今回は東京⇒釧路の検索例ですので、直行便のほか、新千歳空港を経由する便なんかが表示されています(このあたりは「常識的な」乗り継ぎですね)
先程紹介した札幌⇒福岡⇒羽田のような、乗り継ぎルールを活用して遠回りして旅行方法は、個別に予約をするのではなく、この検索結果から探していきます。
乗り継ぎ地を指定する検索はできませんが、基本的に下に行けば行くほど所要時間が長くなる=行程が複雑になる・乗り継ぎ時間が長くなる(滞在時間が増える)なので、どんどん下の方まで検索し、自分が気に入ったルートを探していきましょう。

その後、座席指定や名前の確認をすませた後にこの画面で、フリークエントフライヤーを設定する画面になります。
通常、ここはユナイテッド航空のマイレージプラスの番号が表示されているんですが、ユナイテッド航空の上級会員以外の方であれば、ANAマイレージクラブの番号に紐づけておきましょう。(まだ設定していない人は【フリークエントフライヤーの追加】から設定が可能です)
ここで、フリークエントフライヤーをANAに設定しておくべき理由は二つあります。
一つ目は、ANAマイレージクラブに設定すると、ANA国際線のホームページや、ANAのアプリでも予約状況を確認することが可能です。

このように、予約状況がANAのサイトでもみることができます。万が一の欠航などの情報も、ANAアプリのほうがわかりやすいのでこれは有難いです。
二つ目は、当日に空港でチェックインをするのが楽なことです(後述)また、ANAマイレージクラブに紐づいていますから、ANAの上級会員(ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ・SFC会員)の方であれば、ラウンジ利用や優先搭乗など、上級会員のメリットも手続き不要でそのまま受けることが可能です。
ユナイテッド航空発券のデメリット
これだけ便利なユナイテッド航空のマイルを利用したANA国内線特典航空券ですが、少しだけデメリットもあります。それは以下の通りです。
キャンセル・変更手数料が高い
ユナイテッド航空の特典航空券のキャンセル料が高すぎるというのが最大の問題です。
キャンセルしてマイルを払い戻したりや便変更を行う場合、出発日まで61日以上ある場合でも75ドルが、出発日60日を切った後のキャンセルは、なんと125ドルも必要になります。キャンセルだけでなく、変更でも手数料が発生します。
これ、めちゃくちゃ手数料高いですよね。ANAの特典航空券の場合、変更は無料、キャンセルが3,000マイルなので、それと比べてもユナイテッド航空の場合はめっちゃ高いです。
払い戻しして5,500マイル変換を受けるのに125ドルかかるくらいなら、下手すればノーショーしてマイルを捨てたほうがマシというレベルです(とはいえ、ノーショーは航空会社にとって迷惑をかけることになりますから、極力避けましょう)
プレミアムクラスに変更可能なのは当日のみ
ユナイテッド航空のマイルでは、ANA国内線の普通席しか予約することができません。
ANAマイルで特典航空券を予約した場合は、搭乗2日前から、料金を支払ったり、アップグレードポイントを使って、プレミアムクラスにアップグレードすることが可能になっています。
一方、ユナイテッド航空のマイルを使用する場合は、当日、空港カウンターでしかアップグレードをすることができません。それだけ出遅れるので、空港に着いた段階では、プレミアムクラスの座席がすでに埋まってしまっているかもしれません。
まあ、特典航空券で乗る人が別途費用を支払ってアップグレードするというのはあまりないかもしれませんが、ちょっとした差ですね。
ユナイテッド航空マイルのため方
最後は利用方法というよりそれ以前の問題ですが、ユナイテッド航空のマイルって、ANAやJALのマイルよりも貯めるのが大変です。
ユナイテッド航空のマイルの貯め方を簡単に紹介したいと思います。
クレジットカードの利用で貯める

日本在住でユナイテッド航空のマイルを貯める方法といえば、定番なのがユナイテッド航空のマイルが直接たまるマイレージプラスセゾンカードで決済して貯める方法です。
年会費は別途かかりますが、「マイルアップメンバーズ」に加入すれば、決済1,000円あたりユナイテッド航空のマイルが15マイル貯まります。還元率1.5%ですから、なかなかよいクレジットカードだと思います。
ホテルのポイントから交換する
グローバルチェーンのホテルのポイント、具体的にはヒルトンやIHG、マリオットのポイントもユナイテッド航空のマイルに交換することが可能です。

これらの中でおススメなのがマリオットです。マリオットのポイントは様々な航空会社のマイルに交換できる上、他のホテルチェーンに比べ、マイルの交換比率がよいのですが、その中でもユナイテッド航空との相性がよいのがおススメです。
マリオットのポイントをANAを始めとする各航空会社のマイルに交換するときのレートは3:1なのですが、ユナイテッド航空に交換すると、10%のボーナスマイルが付与されるんです。

マリオットのポイントは、マリオットグループのホテルに宿泊するほか、SPGアメックスというクレジットカードの決済でも貯めることが可能です。最大で決済1000円あたり13.5マイルたまるので、還元率は1.35%となっています。
また、最近はあまりないのですが、ホテルのポイントを航空会社のマイルに交換すると30%レートアップとか、そんなことをやることもあるので、その際に交換した場合はさらに還元率があがります。2018年あたりはよくありましたが最近ないのが残念ですが、また復活するのを待ちたいと思います。
他のホテルチェーンだと、ヒルトンは10,000ポイントで1,000マイル、IHGは10,000ポイントで2,000マイルにしか交換できませんので勿体ないですね。これらのホテルのポイントは、やはりホテルで使ってこそ、ということにななります。
ホテル予約(Kaligo)で貯める

シンガポールに本社を置くホテル予約サイト運営会社のKaligo Travel Solutions社が運営するKaligoというホテル予約サイトがあります。楽天とかじゃらんとかエクスペディアのような、ホテル予約サイトです。日本語にも対応しています。
こちらのサイトを利用すると、ユナイテッド航空に限らず、JALやブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィックなど世界各国のマイルを貯めることが可能です。

さすがに有名サイトに比べれば乗っているホテルは少ないですし、ホテルの値段もクーポンのあるじゃらんや楽天トラベルなどに比べると高いですが、世界中の航空会社のマイルが宿泊料金の5%くらい分たまります。

ちなみにホテルによって率は変わり、ホテルによっては10%を超えることもあります。
注意すべき点は、やはり他のサイトに比べて宿泊料金が高いことです。なので、他のサイトと比べてもそう値段が変わらないときに利用するのがいいと思います。多少の差なら、マイルが貯まるというメリットはとても大きいと思います。
【こちらからKaligoに登録してホテルを予約すると、1,000マイルもらえます】
ユナイテッド航空のマイルは購入することが可能

日系航空会社のマイルは、公式には購入することができませんが、海外の航空会社は、割とふつうにマイルを販売していることが多く、ユナイテッド航空もマイルを販売(バイマイル)しています。
とはいえ、ユナイテッド航空マイルの販売の基本レートは1,000マイル=35ドルなので、マイル単価は1マイルあたり約4円になります。これだと正直、割高感があります。
ただ、ユナイテッド航空のバイマイルは年に数回セールを実施しているので、そのときに購入するのがよさそうです。

セールでは75%ボーナスのときが多いのですが、最大で100%ボーナスというときもあります。この場合マイル単価はおよそ2まで下がるので、11,000円ほどで特典航空券を発券することが可能という計算になります。これであれば、購入する価値は大いにあるのではないでしょうか。
当日の搭乗方法を紹介
最後に、ユナイテッド航空のマイルを使ってANA国内線特典航空券を発券した場合の当日の搭乗方法について紹介します。
ユナイテッド航空のマイルを使った場合、ANAではシステム上国際線の扱いをされるため、国内線skipサービスを利用することができません。
そのため、直接保安検査場に行ってANAカードやアプリをかざしても搭乗することが出来ず、保安検査場に向かう前に、搭乗券を発券するという手続きが必要です。
この手続きですが、ユナイテッド航空のホームページで予約した際に、ANAのマイレージ番号を紐付けたか紐付けでないかで、搭乗前の手続きが異なりますので、それぞれ分けて説明したいと思います。
ANAマイレージ登録済みの場合
予約発券時に、ANAのマイレージ番号を登録して、ANA側に予約を紐付けてある場合は、空港に設置してあるチェックイン機で簡単に手続きが可能です。

チェックイン機のトップ画面から【ICカード】を選択し、お持ちのANAカード(クレジットカード)やANAマイレージカードをチェックイン機にかざせば、あとは事前に登録されている氏名、年齢、座席指定の確認(ここで座席変更も可能)を行い、改めてマイレージの紐づけを行うと搭乗券を発券することができます。
ユナイテッド航空のマイルでANA特典航空券を利用する場合、カウンターによる必要はありません。もちろんカウンターでもこの処理は可能ですが、チェックイン機でやったほうが早いです。
ちなみに、チケットをみると運賃種別がINTOWとなっています。昔はINTOWと記載されていると一律100%マイル積算で、中にはユナイテッド航空の特典航空券でSFC修行をする猛者もいたようですが、現在はINTOWでも特典航空券の場合はマイルやプレミアムポイントは付与されません。
ANAマイレージ未登録の場合
発券時、フリークエントフライヤーをユナイテッド航空のままにして発券してしまった人は、カウンターにいき、ユナイテッド航空のアプリにある6桁英数字の予約番号を提示する必要があります。なお、このときにユナイテッド航空の上級会員でない限りは、ANAマイルに紐付けてもらえば、ANAのステータスを反映させた航空券を発券してくれます。
また、カウンターにいかなくても、ちょっとめんどくさいんですが、13桁の「航空券番号」がわかれば、チェックイン機で発券することも可能です。

13桁の航空券番号ですが、航空券を発券した後に届くメールに記載されています。01から始まるe-ticket numberってやつです。
ANAやユナイテッド航空のアプリから、この13桁の番号をみつけることはできないと思うので、注意してください。
チェックイン機の画面から【確認番号またはeチケット番号】を選択し、13桁の番号を入力します。その上で、氏名や年齢を入力していけばチケットの発券が可能です。ANAのマイレージにももちろん紐づけられますので、発券した搭乗券にもステータスは反映されています。
とはいえ、メールを探したり、入力がめんどくさいので、カウンターが空いていればカウンターで航空券を発券してもらうのをオススメします。
まとめ
ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの国内線特典航空券を発券する方法を紹介しました。
ANAマイルで発券するよりも場合によっては少ないマイルで国内線特典航空券を発券することが可能です。もちろん事前に座席指定もできます。
また、乗り継ぎを利用して複数の場所を巡ったりすることができるほか、当日発券が可能なのもメリットですね。
一方、変更やキャンセルの手数料が高いことがデメリットなので、確実な予定の場合に使うのがよいと思います。
なお、ANA特典航空券はユナイテッド航空のマイルで発券できるのはわかったけど、JALの特典航空券を発券できる海外マイルはないのかというと、実はあります。
それはイギリスの航空会社、ブリティッシュ・エアウエイズのマイル(avios)です。これについては、以下の記事にまとめてありますのでぜひご覧ください。
私もユナイテッドマイレージプラス会員でANAの国内線航空券を購入してお得感を感じている者です。
為になる記事ありがとうございました。24時間以内であれば、プチ寄り道は知らなかったです。
ユナイテッドマイレージプラスの利点、私なりに補足すると下記のようなメリットもあります。
・自分自身のマイルを家族以外の他人にも譲渡可能。
・上級会員になるとプラスポイントが付与され、予約クラス制限はありますが、ANA国際線1クラスアップにも使えます。
エコノミー⇒ビジネス、ビジネス⇒ファースト。さらに、プラスポイントは他人にも譲渡可能です。さらにさらに、ANA
とルフトハンザに限りアップグレードの空席待ちも可です。
※エコノミー⇒ビジネスは、比較的空席があれば上げてくれますが、ビジネスから国際線ファーストは空席があっても中々キャンセル待ちをクリアしてくれませんでした。
・上級会員になるとボーナスマイルが多く付与され信じられない速さでマイルが溜まっていきます。
アメリカ方面の出張、旅行が多い人にはユナイテッドのマイレージプラスは大変おすすめです。