JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」に乗って鉄道の旅を楽しもう!手配方法や指宿のミニ観光も紹介

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みなさーん、こんにちは。鉄道大好き、旅が大好き、issy(@y_issy24)です!(←元ネタわかる人いるかな?)

今回、私は鹿児島県の指宿枕崎線を走る特急「指宿のたまて箱」に乗車してきました。指宿のたまて箱は、デザイン性のあるJR九州の特急シリーズのうちの一つで、九州新幹線の終着駅である鹿児島中央駅と、温泉地で有名な指宿の間を1時間ほどで結んでいます。

普通の特急と違い、車両の中も楽しめますし、景色もすばらしい路線です。そんな指宿のたまて箱の概要と、実際に乗ったレビュー、そして指宿の小観光も併せて紹介しちゃいたいと思います。この記事を読めば、きっと鹿児島に行きたくなるはず…。

特急「指宿のたまて箱」とは

特急「指宿のたまて箱」は、指宿枕崎線の鹿児島中央と指宿の間を1日3往復している特急列車です。

JR九州の観光列車「D&S(デザイン&ストーリー)列車」のうちの一つで、薩摩半島に伝わる竜宮城伝説をテーマにした列車です。デビューは平成23年、九州新幹線の全線開通に合わせて観光促進も兼ねて登場した特急です。もう運行開始から10年近く経つんですね。

指宿のたまて箱は全席指定席の特急ですので、乗車券のほかに指定席特急券が必要です。

「指宿のたまて箱」使用車両

指宿のたまて箱に使用されている特注列車がこちらになります。半分が黒、半分が白という非常にユニークなデザインです。こんな列車の半分で色が変わるのなんて見たことがありません(笑)

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これもたまて箱をイメージしたデザインとなっており、海側が白、山側が黒の塗装になっています。

非電化区間を走るためディーゼル車両となり、基本は2両編成での運行ですが、繁忙期には予備車を入れて3両で運行することもあります。

車両の中は後で詳しく紹介しますが、通常の特急のように横4列の座席となっているだけではなく、車両によっては海側はカウンター席があって正面に海を見ることができたり、山側も海に向けてソファー席になっていたりして、展望を楽しむことができる作りになっています(写真はJR九州のHPより)。

1時間ほどの特急ですが、トイレつき、JR九州のWi-Fiサービスもついています。

「指宿のたまて箱」の運行日

「指宿のたまて箱」は毎日運行します。一部のD&S列車は土日を中心とした運行となっていますが、薩摩半島の重要な交通手段としての役割もあるため、毎日運行です。

どうしても土日専用列車だとサービス業などで土日休めない人は乗れないので残念だなぁと思っていますが、指宿のたまて箱は毎日運行ですから平日休みの人でも楽しむことができます。

ただし、一部日程では2両編成のうち1両がカウンター席のない予備車での運行となっていますので、注意が必要です。

「指宿のたまて箱」運行ダイヤ

指宿のたまて箱の運行ダイヤは以下のとおりです。

【鹿児島中央⇒指宿】

便名 鹿児島中央発 指宿着
指宿のたまて箱1号 9:56 10:47
指宿のたまて箱3号 11:56 12:48
指宿のたまて箱5号 13:56 14:49

【指宿⇒鹿児島中央】

便名 指宿発 鹿児島中央着
指宿のたまて箱2号 10:56 11:48
指宿のたまて箱4号 12:57 13:48
指宿のたまて箱6号 15:05 16:00

鹿児島中央と指宿の間の所要時間は片道約1時間で、途中は喜入という駅のみに泊まります。

朝、指宿のたまて箱1号に乗るには、東京からだと6時台の飛行機に乗る必要がありますし、大阪でも伊丹発7時すぎのJAL、ANA便に乗る必要があります。ちょっとハードですので、前日の九州入りが必要ではないでしょうか…。九州ならば、博多8:30発の九州新幹線みずほでも間に合います。

実際に「指宿のたまて箱」に乗ってきたレポートを紹介

2021年3月、ずっと乗りたかった「指宿のたまて箱」にようやく乗車してきましたので、そのときの様子を紹介させていただきます。

私は博多から新幹線で鹿児島に向かったのですが、九州新幹線で博多と鹿児島中央って、わずか1時間15分で結んでいるんですね…。あっという間でした…。

旅の出発地は鹿児島中央駅

今回私が乗車したのは指宿のたまて箱3号で、出発時間は11:48となっています。やってきたのは鹿児島中央駅。その昔は「西鹿児島駅」という駅だったのですが、新幹線が開通したことにより、駅名も変わりました。駅は大きくてにぎわっています。

駅に隣接するJR九州の商業施設「アミュプラザ」の屋上には観覧車まで設置されています。

指宿のたまて箱は2011年3月12日に運行を開始したので、私が訪れた2021年3月13日はちょうど10周年でした。10周年を記念してか、色々と10周年ありがとうのポスターなどが張ってあります。

私が乗車した指宿のたまて箱3号は、2号の折り返しなので入線時間は比較的ギリギリの出発10分前。ホームに入線してきた「指宿のたまて箱」は、白と黒のデザインが特徴的です。とても人気者で、多くのひとたちがカメラを向けていました。

列車のデザインを手がけたのは、JR九州ではおなじみの水戸岡鋭治さんです。

乗車時、一部の入り口から霧のようなものが吐き出されています(写真を撮ったのは指宿駅)。これも、浦島太郎の玉手箱をイメージした演出ですね。こういった遊び心もある列車です。

車内を紹介

折り返し列車のため、車内清掃が終わると乗車することが可能です。

補足
この日は1号車が通常車両ではなく、3両で運用するときなどに使う予備車だったため、2号車を中心に紹介します。

2号車全体をみるとこんな感じで、海側に面するA列が窓に向いている座席、山側に面するC、D列は2名横並びのクロスシートになっています。

車内は木目を中心としたレトロなトーンに仕上がっているのがわかると思います。普段乗っている通勤列車とも、旅行や出張で使う特急や新幹線とも全く違う、JR九州のD&S列車の世界にこれから入っていきます。

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車内にも、いぶたまのロゴマークがいくつかデザインされています。私このデザインがかなり気に入っています

こちらが、私が予約した2号車の回転椅子席です。海側の全席が海に面した回転椅子です。なかなら列車で窓側に座席が向いている席ってないので新鮮ですよね。このあと、景色のよい指宿枕崎線を存分に楽しめそうです。

ちなみにこの車両は窓があくんです。私が乗車した日の気温は20度、窓をあけると気持ちの良い風が入ってきます。気持ちいいですし、換気もできるし一石二鳥です。

また、揺れに備えてドリンクホルダーも設置されています。

先ほど、C席とD席は2列横並びのクロスシートと紹介しましたが、一部(2号車の19~21列目)はこのようにソファ形式になっていて、海側の窓を向くような配置になっています。こちらの席だと、正面に桜島などの景色を眺めることも可能です。

ソファなので座り心地もよさそうなので、ここも座ってみたかったなぁと思っています。

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この座席は少ないので、希望する人は早めに抑えた方がいいでしょう。

指宿のたまて箱は全席指定席ですが、2号車の端には子供向けの椅子が3席ほど設置されています。ここは早いもの勝ちの席になります(この後ろにも誰でも座れるソファ席があります)

ただ、あくまで本列車は全席指定席ですので、座席指定を受けた上で、この席に遊びに来れるものだと思ってください。

こちらが予備車として運用されている1号車です。1号車は、一般的なJRの特急と同じ、2×2の横4列の座席配置になっています。座席のシートが薄いのですが、クッションがちゃんとしているので、そこまで座り心地が悪いわけではありません。

座席はリクライニングもしますので快適です。座った時に、前の座席にテーブルないじゃん!と思ってしまいましたが、一部の飛行機などと同じように、ひじ掛けにテーブルが収納されていました。

2両の間を行き来することが可能で、連結部分にも暖簾がかかっています。こちらもいぶたまのロゴがデザインされていますね。

1号車には、浦島太郎と竜宮城のお話の絵本が展示されています。ほんとこの列車、見るところがいっぱいあって飽きない仕掛けになっています。

旅の思い出にもなる、乗車記念スタンプと台紙も1号車に置いてあります。現在、指宿のたまて箱10周年記念ということで、それ用のデザインになっているようです。

なお、列車はかなり揺れますので、スタンプを押すのは駅停車中をおススメします。

また、指宿のたまて箱では、「言霊サービス」というのをやってます。これは、カードに車内アナウンスして欲しい伝言を書いて、たまて箱に入れるとアナウンスしてくれるというものです。

これを使って、同乗者にサプライズをしかけたりすることもできます。おめでたい話や普段の感謝を伝えるのにもいい機会になるかと思います(公開にはなりますがw)観光列車らしい、素敵なサービスです。

車窓を紹介

定刻に鹿児島中央駅を出発すると、しばらくは市街地を進みますが、遠くに鹿児島のシンボルである桜島をみることができます。この日はとても天気がよかったので、

ここで慌てて走り続ける列車の中から写真を私も撮ったのですが、この後によりきれいに桜島の写真をとれるスポットがありますので、慌てなくても大丈夫です。

出発から10分ほどすると、市街地から離れ少し小高い丘を走るのですが、ここで列車が減速します。

そう、ここからの桜島がかなりきれいに撮れるので、列車が止まってくれるんです。本当に天気がよくて、青い空に噴火して煙を上げている桜島がとても映えて見えます。

ここまでは比較的内陸を走ってきた指宿のたまて箱ですが、先ほどの桜島が映える写真スポットから10分ほど走ると、ついに錦江湾沿いに到達します。ここからみる桜島もまた美しいです。先ほどよりも桜島が小さく見えますね。内海ということで穏やかな錦江湾を眺めながら、途中停車駅の喜入に、この後向かっていきます。

知覧観光の鉄道拠点になる喜入駅をすぎると、後はひたすら沿岸を走って指宿に向かっていきます。一部トンネルがありますが、基本的には海沿いを走るので、窓をあけていると風が気持ちいいですよ。

車内販売も充実

なかなか最近はコンビニの充実と経費削減の中で鉄道の車内販売がどんどん減っていて悲しいのですが、指宿のたまて箱では、車内で飲食物や記念品の販売を行っています。

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とはいえ、コロナなのでさっと食べてマスクしてからおしゃべりしましょうね。

私がまず購入したのが「いぶたまプリン」というプリンです(430円)。おそらく一番人気のもので、クレームアメリと黒ゴマの2層になったプリンです。ここも黒と白のイメージカラーを使って仕上げてきています。

普段ならカラメルソースである部分が黒ゴマなので甘くないので、しつこくなく、さっぱりと食べることができます。マジこれおススメです。そりゃ一番人気になりますね。

なお、いぶたまプリンは限定商品で一番人気のため、遅めの時間の便では売り切れが予想されます。帰りの指宿のたまて箱6号では売り切れとなっていましたので、注意が必要です。

また、この日はもう一つの名物ともいえる、「指宿温泉サイダー」(260円)を、たまて箱のようなものを持った方が、販売員さんとは別に販売していました。こちらは、唐船峡の清らかな天然湧水を使用した、甘さ控えめのサイダーです。

どうしても車内は乾燥しているので、喉が渇くので刺激のある炭酸飲料を飲んで、喉を潤します。ちなみに列車はかなり揺れます。瓶はホルダーがあるので大丈夫ですが、軽いプラスチックのコップは吹っ飛ぶ恐れがありますので、サイダーを移したらさっと飲みましょう。

注意
この後紹介しますが、指宿で砂風呂に入りたい人はここで「さつまゴールド」(お酒)を飲まないように…

帰りの電車では、玉手箱に入っているスイーツボックスとコーヒーを購入しました。中にはどちらも鹿児島産の原料を使ったお茶のサブレとそら豆のクッキーが入っています。1か月程度の日持ちもしますので、これはお土産にしてもよさそうですね。

食べ物以外のグッズとなると、いぶたまのオリジナルタオルが1,000円で販売しています。今回、妻と子供は泣く泣く旅行をパスしたので、これを子供へのお土産として買って帰りました。子供は気に入って使ってくれています。

指宿ショート観光を紹介

鹿児島中央から約1時間で、指宿に到着します。1時間というとそれなりに長いように思うかもしれませんが、景色を楽しんで写真をとりつつ、グルメを楽しんでいると、あっという間に到着してしまいます。

指宿のたまて箱に乗って到着した指宿は温泉が非常に有名です。指宿のたまて箱は1日3往復を1編成で行うため、指宿に到着するとそのまま折り返すことは可能ですが、ちょっと勿体ないですよね。

往路の列車 指宿着 復路の列車 指宿発
指宿のたまて箱1号 10:47 指宿のたまて箱4号 12:57
指宿のたまて箱3号 12:48 指宿のたまて箱6号 15:05
指宿のたまて箱5号 14:49 なのはな 16:39

幸いにも、指宿のたまて箱1号で到着した場合は4号、3号で到着した場合は6号まで2時間ほど時間があいています。また最後の5号で指宿に到着しても、約2時間後に快速「なのはな」があります。

指宿は小さい町ですし、この後紹介する砂蒸し風呂と食事であれば、2時間程度で楽しむことができるでしょう。

もし、遠くの温泉にいったりして2時間では物足りない人も、鹿児島中央と指宿の間は、1時間に1本ほどの運行があり、普通列車でも所用時間は1時間半程度ですので、あまり気にしないでいいと思います。

砂蒸し風呂でデトックス

指宿といえば砂蒸し風呂、砂蒸し風呂といえば指宿というくらい、指宿では砂蒸し風呂が有名です。そんな有名な指宿に来たのであれば、砂蒸し風呂を体験せずにどこに行くのかと(笑)

ということで私も砂蒸し風呂にやってきました。訪れたのは「砂蒸し会館 砂楽」です。ここは日帰り砂蒸し風呂施設としてとても有名で、累計の入浴者が1000万人に達したという施設になります。

注意
砂蒸し風呂は妊娠中の方や生理中の方、飲酒後の入浴はできませんのでこの辺ご注意ください。行きの列車でお酒を飲まないように…。

指宿駅から砂楽までの距離は1.4kmと歩けない距離ではありませんが、指宿の滞在時間が2時間の場合、おとなしくタクシーに乗って向かった方がいいと思います。タクシーは駅にそう多くは止まっていませんので、列車を下りたらすぐにタクシー乗り場に向かうことをお勧めします。

砂楽での砂蒸し+温泉の入浴料は1,100円で、そのほかに小さいタオル(必須)とバスタオルがそれぞれ200円でレンタルできます。全部こみこみで1,500円になります。

2階の受付で会計を済ませたのち、1階の更衣室で浴衣に着替えて砂風呂に向かいます。

写真はホームページから転用しますが、このように浴衣をきた状態で砂に埋めてもらいます。この写真をみるとなんか海が見えそうな感じがしますが、私が訪れた時は囲われたところで埋めてもらったので、空は見ることができましたが海を眺めながらというわけではありませんでした。

砂蒸し風呂は10分程度ででるのがよいとされています。埋もれている間は、本当に全身に血が回って、どっくんどっくんと心臓から血液が縦貫するのを感じることができます。すごい気持ちよいですよ。

この後、砂をお湯で流し、温泉に浸かってから砂楽を後にしました。

お風呂からでたあと、少し海岸にでてみました。干潮時の海岸では湯気がでたりもしています。

というのも、波打ち際から85度もの温泉が吹き上げられているんです。そりゃ暑いですよね。

店舗情報
  • 店舗名:砂むし会館 砂楽
  • 住所:鹿児島県指宿市湯の浜5丁目25番18号
  • 営業時間:午前8時30分~午後8時30分
  • 休業日:年中無休
  • 決済:現金のみ

指宿でのご当地ランチ

続いて、指宿でのランチを紹介しておこうと思います。

指宿駅の周辺にはいくつかランチできるお店がありますが、今回私が訪れたのは「青葉」というお店です。ここは指宿でも有名なお店らしいですね。

メニューはこちらになります(外部リンク)。鹿児島名物のとんかつや郷土料理の定食などがあります。

ただ一つ残念なのは、しゃぶしゃぶは二人からじゃないと頼めないことです。こんな時代ですし、一人でも食べられるようになるといいなぁ。

今回私は薩摩黒豚を使ったロースカツ定食(1,450円)をいただきました。お肉がジューシーでとてもおいしかったです。

そのほかにも、指宿では砂むし温泉の源泉で作った温泉卵と地元産の食材を使う「温たまらん丼」というのが有名です。私は温泉卵が苦手なのでパスしましたが、多くの方が食べていました。

お店によってお肉だったり魚だったり具はかなり変わるのですが、青葉では、地元産の黒豚三枚肉を使っています。

店舗情報
  • 店舗名:黒豚と郷土料理 青葉
  • 住所:鹿児島県指宿市湊1-2-11
  • 営業時間:11:00~15:00(ラストオーダー 14:30)17:30~22:00(ラストオーダー 21:30)
  • 休業日:水曜日
  • 決済:クレジットカード、主要QRコード対応

指宿のたまて箱に乗る方法まとめ

ここまで、指宿のたまて箱の乗車レポと指宿のショートトリップについて紹介してきました。いかがでしたでしょうか。機会があったら乗ってみたいと思えたでしょうか?(思っていただけれたらうれしいです)

そこで、今回紹介した指宿のたまて箱に乗車する方法を最後に紹介したいと思います。

全車指定席のため事前手配が必須

指宿のたまて箱は、全車指定席となっています。そして、座席数は1編成(2両)あたり約60席しかありません。

そのため、行く日が決まったら早めに座席の予約をした方がいいでしょう。当日でも空席はあったりしますが(私が乗車した日もありましたが)、景色のよい海側窓側席などは、発売初日で埋まってしまいます。

ただ、一方で当日鹿児島中央駅にいったら、意外と空席があってびっくりしました。団体が抑えていたんですかね…。

指定席販売は1ヶ月前から開始

JRの特急券の販売は、乗車の1か月前の10時からになります。指宿のたまて箱も人気の列車ですので、1か月以上前から乗る日を決めているのであれば、10時すぐに発券することをお勧めします。

私が乗車したのも3月の土曜ということもあって、発売当日の11時には、窓側A列の席は、窓が小さい席を除いて完売していました。

購入は、全国のJRの「みどりの窓口」のほか、全国の指定席券売機でも購入可能です。これはどのJRの指定席券売機でも対応しています。東京でもこのような「指定席券売機」購入可能です。

インターネットですと、JR九州のホームページから予約することが可能です。

ただ、JR東日本の「えきねっと」等、他社のホームページからは購入ができません。

ということで、ネットで購入したい場合は、JR九州の会員になって購入しないといけません。これはちょっとめんどくさいですよね。

issy
JR相互でアカウントを紐づけてほしい…。

JR九州の「eきっぷ」を使うとお得に乗車可能

というわけで、ぶっちゃけ東京の人間であれば「えきねっと」には登録している人は多いもののJR九州ネット予約」にアカウントを持っている人は少ないと思うので、駅の指定席券売機で予約した方が早いです。

ですが、もしJR九州のクレジットカードであるJQカードを持っている場合、インターネット限定の「eきっぷ」というのがあって、これを利用するとよりオトクに購入することが可能です。

通常のきっぷ eきっぷ
鹿児島中央ー指宿 2,180円 1,860円

通常、鹿児島中央と指宿の間は、特急指定席の場合2,180円となっています。これが、eきっぷだと1,860円となり、320円(約15%)オトクに購入することが可能です。

九州以外の方でもオトクにポイントを貯めたり使ったりしている人で、マイルのためにJQエポスカードを保有している人や、プリンスポイントを貯めるためにJQセゾンカードを保有している人であれば、このeきっぷを利用できます。

issy
私は東京の人間ですが、JQカードエポスゴールドを持っているのでeきっぷで発券しました。

「指宿レール&バスきっぷ」の利用がオトク

指宿観光でオトクな「指宿レール&バスきっぷ」というものがあります。鹿児島中央-指宿・西大山間を、「往復JR特急指定席」もしくは「片道JR特急指定席+片道路線バス」でお得に観光できるきっぷです。

鹿児島と指宿の間には、「薩摩の小京都」ともいわれる知覧という観光地がありますが、こちらには鉄道ではアクセスができないため、知覧に行きたい場合など、行きはJRで指宿に向かい、帰りは指宿からバスで知覧を経由して鹿児島に戻るという行程もありだと思います。

ただ、この切符はインターネットでの販売がなく、JR九州の駅または九州内の旅行代理店でしか購入ができません。当日購入は可能なため九州到着後に購入することは可能ですが、九州以外に住んでいる方だと事前に座席指定ができません。

そのため、どうしても窓側の席を希望する場合で往復「指宿のたまて箱」を利用する場合は、この切符を使わずに、通常どおり購入しましょう。通常購入で4,360円ですから差額が1,210円、eきっぷなら3,720円ですから、差額は570円です。

570円~1,210円で確実に希望の席を確保できるのであれば、そう悪くない選択肢だと個人的には思います。当日まで待って、あいている席が通路側しかないとかだとちょっと残念ですよね。せっかく指宿のたまて箱に乗るのだから、可能な限り窓側の指定はしたいものです。

指宿のたまて箱のオススメ席はどこ?

今回私が座った2号車の15Aは、窓も正面で、一人で1つの窓を占有できるのでオススメです。できればこういった、景色が楽しめて快適な座席をとってみたいですよね。

こちらが指宿のたまて箱の通常運用のシート表になります。※印がついている部分は窓が小さいので、まず窓側を希望するなら、12~17Aがおススメです。8,9はちょっと端なので揺れやすいのが欠点かな、と思います。

まとめ

なかなか乗る機会のなかったJR九州のD&S列車である「指宿のたまて箱」に念願かなって乗車し、あわせて指宿のプチ観光を楽しんできました。

列車自体もちょっと揺れは多かったものの快適でしたし、途中で食べたプリンはおいしかったし、景色も天気に恵まれたのでよかったので、とても楽しい1時間でした。あっという間でしたね。

また、指宿の砂蒸し風呂もとても気持ちがよかったですし、郷土料理を楽しむこともできました。やはり2時間は弾丸でしたが、それでも指宿のポイントは抑えられたかなと思っています。

列車そのもものを楽しむというコンセプトの列車には実は初めて乗ったような気がします。JR九州にはこのような楽しい列車が他にもたくさんあるので、色々乗ってみたいですね。

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