ついに統合後のSPGアメックスの展望が見えてきた カード継続はアリなのかナシなのか

SPGとマリオットの統合が決まってからはや2年、正式な統合を8月18日に控え、SPGアメックスについてもその骨格がほぼ見えてきました。

SPGとマリオットの統合やSPGアメックスの今後について今まで随時随時で情報は入っていたものの、公式発表からウワサ段階のものまでいろいろあり、それで一喜一憂するのもどうなのかなーと個人的には思っていたのでここまで記事にはしませんでしたが、ほぼ全容がみえてきたので、メモがてら一筆書こうかなと思います。

ポイント制度はSPG1:マリオット3の比率でマリオット側に統合

今回の統合で、ポイント制度もマリオットに統合されます。SPGでも、現在のマリオットと同様にホテル利用1ドルあたりで10ポイントの付与をベースとしたポイント制度となります。、なお、ポイントの統合に伴い、現在保有しているスターポイントは、現在の交換レートである1:3の割合でマリオットリワードポイントに交換されます。

また、宿泊だけでなく、部屋付けのレストラン飲食などもポイントの対象となります。

ただ、SPGスターポイントの隠れたメリットの一つに、ホテル宿泊を伴わないレストランの利用でもスターポイントが貯まるというものがります。これについては具体的な明記がないんですね。

例えば私がよく使う恵比寿のウェスティン東京のレストランでお祝いなどで食事をする場合、それなりの人数がいれば10万円くらいにはなりますが、これだけで旧SPGカテゴリー2のホテル宿泊や、BAマイルを使って片道国内移動ができちゃったりしてたんで、これがなくなるのは地味に痛いですね。

後、ちょっと気になるのが、ポイントの購入制度ですね。SPG、マリオットともにポイントを購入することができるんですが、SPGはしょっちゅうセールを行っており、航空会社のマイルに交換すると1マイルあたり2.5円程度で購入できたのですが、マリオットではポイント購入のセールの話をあまり聞かないので、バイマイルという意味では改悪という部分もあるのかもしれません。マリオットがセールをやってくれることに期待しましょう(笑)

マイルへの交換はSPGの従来通りのレート

その上で、ポイントから航空会社のマイルへの交換はSPGのルールを使うことになりました。マリオットリワードポイントから航空会社への交換レートは航空会社によって異なったり、総じてSPGスターポイントよりもレートがよくなかったのですが、ここがSPGスターポイントの方法を受け継いでくれたのは非常にありがたいと思っています。

これからは、マリオット3ポイントあたり各航空会社の1マイルへ交換することが可能な上、60,000ポイントを一度に交換すると、15,000ポイントがボーナスとして同時に付与されることになり、25,000マイルに交換することが可能となります。

ムスカ
基本的にマリオット寄りに作られている新システムですが、ここだけはSPGよりに作られているので、非常に安心しています。

ホテルランクの統合について

ポイント制度と合わせて、無料宿泊に必要なポイントが割り振られる、ホテルのランクについても統一が図られます。

今まで、SPGでは7ランク、マリオットでは9ランク、リッツカールトンでは5ランクのホテルランクが設定されていましたが、2018年8月からは、8ランクに統一されます。

2018年8月からの各ランクごとに必要な無料宿泊ポイント数は以下のとおりとなります。

カテゴリースタンダードオフピーク
(2019年から)
ピーク
(2019年から)
17,5005,00010,000
212,50010,00015,000
317,50015,00020,000
425,00020,00030,000
535,00030,00040,000
650,00040,00060,000
760,00050,00070,000
8
(2019年から)
85,00070,000100,000

カテゴリー8の設定は2019年からなので、それまではカテゴリー8に振り分けられたホテルでも、カテゴリー7のポイント数で宿泊可能です。これは非常にボーナスタイムだと思います。私もこれがあるので、今あるマリオットポイントをどう使うかは大変悩みました。今であれば、ニューヨークのリッツカールトンだろうと、京都のラグジュアリーコレクションだろうと、60,000ポイントで泊まることが可能となっております。ぜひともカテゴリー8の運用が遅れることを祈りましょう(笑)

また、オフピーク、ピークの運用も2019年からですので、それまでの間は時期を問わず、スタンダードの列のポイント数で泊まることが可能となっています。

新たなステータス制度について

従来、SPGとマリオットは、それぞれ3ランクの上級会員ステータスを保持しています。

統合に向けて、まずはステータスをマッチさせる対応を行っていました。

  • SPGシルバー会員とマリオットシルバー会員
  • SPGゴールド会員とマリオットゴールド会員
  • SPGプラチナ会員とマリオットプラチナ会員

たとえば、SPGゴールド会員であれば、マリオットのゴールド会員も自動的に付与されるというやつですね。ただ、このステータスマッチは、例えばゴールド会員についてマリオットは50泊必要なのに対しSPGは10滞在または25泊と、大きな差がありました。

やはり別々な運用には無理があるのか、これを2018年の8月から統一するという話になりました。今回新たに整理されたカテゴリーは以下の通りです。

  1. シルバー会員
  2. ゴールド会員
  3. プラチナ会員
  4. プラチナプレミア会員
  5. アンバサダー会員

今まで両者とも3クラス制だったのですが、今回は5ランクとなり、より細分化されていくことになります。

ステータス別のベネフィット

今回新たに作られた5ランク別の会員特典は以下の通りとなります。主なものをまとめてみました。

会員ランク必要な宿泊数ポイントレイトチェックアウトラウンジアクセス朝食付与アップグレード
シルバー会員10泊10%増(優先適用)
ゴールド会員25泊25%増14:00
プラチナ会員50泊50%増16:00〇(スイート含)
プラチナプレミア会員75泊75%増16:00〇(スイート含)
アンバサダー会員100泊75%増16:00〇(スイート含)

ある程度予想はしていましたが、ラウンジ利用と朝食の付与はプラチナ会員からとなりました。また、レイアウトの時間がランクによって異なるなど、サービスの細分化が進んでいます。

ただ、従来マリオットゴールド会員以上で朝食の提供のなかったブランドでも、リッツカールトンなど一部のブランドを除いて朝食の提供が始まるようです。プラチナ会員以上にとってはベネフィットが多くなるのではないでしょうか。

SPGとマリオット統合におけるSPGアメックスの立ち位置

SPGとマリオットの統合において、SPGアメックスの立ち位置は以下のとおりとなります。

カード利用でたまるポイントは、100円あたりマリオットリワード3ポイント

SPGアメックスを決済に利用して貯まるポイントは、100円あたり、マリオットのポイント3ポイントとなります。

ポイント

変更前:100円あたり1スターポイント

変更後:100円あたり3マリオットリワードポイント(実質変更なし)

今までは100円あたりスターポイントが1ポイントで、統合前におけるスターポイント1ポイントあたりマリオットリワードポイント3ポイントの交換価値でしたので、この交換価値は変わらないですね。

マイルへの交換を前提とすると、100円あたり1.25マイルというSPGアメックスの交換レートに変更はありません。

付与される上級ステータスは「ゴールドエリート」

SPGアメックス保有による、新しいSPG/マリオットでのステータスは「ゴールドエリート」になります。ここはプラチナになるなんて説も一時期でたりもしていましたが、落ち着くところに落ち着いたな、というのが感想です。

ポイント

変更前:SPGゴールド・マリオットゴールド

変更後:新マリオットゴールド(改悪)

サービスの内容は以下のとおりとなります。

特典新マリオットゴールドマリオットゴールドSPGゴールド
無料Wi-Fi
ボーナスポイント25%25%50%
レイトチェックアウト14:0016:0016:00
客室アップグレード
ラウンジ××
朝食無料××

今までと比べると、マリオットゴールドではラウンジ利用ができていましたが、新ゴールド会員の場合、ラウンジ付与、朝食付与がなくなってしまいます。もともとSPGゴールドには付与されていないもので、SPGゴールドに近いサービス内容となります。

私は何度か記事に書いていますが朝食をあまり食べない人なので、朝食のベネフィットは気にならないのですが、レイトチェックアウトが14時までになるのは少し残念ですね。最終日、昼間観光してシャワーを浴びてからチェックアウトというのが少しやりにくくなります。

無料宿泊は、5万ポイント相当(新カテゴリー6)のホテルまで可能

SPGアメックスを継続して2年目以降の年会費を支払うと、その度に今まではSPG系列のホテルで利用できるの無料宿泊券が貰えました(カテゴリー7を除く)

それが、8月以降に更新を迎えると、SPGだけでなくマリオットホテルを含めた各ホテルに設定されていますが、この無料宿泊は、今後は50,000ポイントまでのホテルで利用することができるようになります。

ポイント

変更前:SPGのカテゴリー6までのホテル

変更後:SPG・マリオットの50,000ポイントまでのホテル(評価は難しい…)

従来のSPG系のほか、マリオット系でも利用ができるようになることから、ホテルの選択肢が多くなるのは非常にありがたいことです。これまでは無料宿泊できるのはSPGのカテゴリー6までだったのが、これからは50,000ポイント以下で泊まれるホテルということになります。そして、必要ポイント数が2019年からはシーズンにより変動する仕組みが取り入れられることになるため、レギュラーシーズンであればカテゴリー6まで、オフシーズンであればカテゴリー5まで、ハイシーズンであればカテゴリー5までになります。

注意
50,000ポイントはあくまで「1泊」で使う必要がありますので、例えばカテゴリー4(25,000ポイント)を2泊で使うといった方法はできません。

日本国内のホテルの例にして、今までとこれからでどのホテルが利用できないのかを見ていきたいと思います。

今後、無料宿泊が不可となるホテルは以下のとおりです。

今後無料宿泊不可となる日本のホテル

【カテゴリー8 いつでも不可!!】

  • セントレジス大阪
  • ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクション ホテル
  • 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
  • ザ・リッツ・カールトン東京
  • ザ・リッツ・カールトン京都

【カテゴリー7 オフピークなら使える!】

  • ウェスティン ルスツリゾート
  • ザ・リッツ・カールトン大阪
  • ザ・リッツ・カールトン沖縄

【カテゴリー6 ピークだけは使えない…】

  • シェラトン都ホテル東京
  • ウェスティンホテル東京
  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
  • シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
  • ザ・プリンス さくらタワー東京 オートグラフコレクション
  • 大阪マリオット都ホテル
  • オキナワマリオット リゾート&スパ
  • ルネッサンス・オキナワ・リゾート

逆に言えば、これらのホテル以外であれば無料宿泊が可能となります。例えば舞浜のシェラトン(シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル)はカテゴリー6に設定されましたので、ピークでは利用できないものの、オフビークとスタンダードシーズンでは利用することが可能です。新たに利用不可となったのが、リッツカールトンはそりゃそうだとして、ルスツのリゾートだけということであれば、そこまで改悪ではないかな、と思います。

全ては、ハイシーズンの設定期間次第な面もありますが…。舞浜のシェラトンは普通に週末に泊まるとスタンダードルームが3万円しますしね。

その他の特典に大きな変更なし

その他、SPGアメックスに付与されていた以下の特典に関してはおおむね変更ありません。例えば、ホテルレストラン15%オフは継続されますし、宿泊実績ボーナスも新マリオット5泊付与されます。もちろん、アメックス側が提供する、海外旅行保険や手荷物宅配サービス(羽田適用外)なども、今までどおり使うことが可能です。

まとめ:今のところSPGアメックスの保有を続けます

今回のSPG・マリオット統合に伴う改定を、SPGアメックス保有者の視点でまとめてみました。ここからは私個人の意見となります。

もともとSPGアメックスに何を期待していたのかによると思います。私は「年会費分は無料宿泊でペイして、スターポイントをBAマイルに交換すること」を目的として発行しました。上級会員についてはそこまで興味をもっておらず、検討時点ではSPGゴールドしかありませんでしたから(検討中にマリオットゴールドへのステータスマッチが始まり、背中を押された部分はありますが)

過去にも何度か記事で触れたこともありますが、私はもともと朝食は軽くしか食べないし、部屋のアップグレードは運しだいだと思っていますので。

無料宿泊は新しいカテゴリーの6、オフピークであればカテゴリー7までの中から選ぶことができることができます。一つのメルクマールとしていた、舞浜のシェラトンが含まれることから、今後も使っていけると判断しましたし、マイルへの交換も従来通りのレートで行えることから一安心です。

ただ、1点だけ気になるのが、ハイシーズンではカテゴリー6のホテルで無料宿泊が使えないことです。もともと無料宿泊を使おうとするときは、基本的にホテルが高いときだと思っています。安いときならお金払って泊まればいいだけなので。

ハイシーズンの設定期間については、そもそも設定が2019年2月(予定)からということでまだ決まっていないのですが、このハイシーズンがガンガン設定されるようであれば、2019年の更新時にはカード継続の可否について検討しなければならないとおも思っています。

とりあえず、目的を十分果たせるカードとして、今後しばらくはメインカードで使っていこうと思います。

ただ、マリオットゴールドを重視してカードを発行された方としては、もしかしたらカードの必要性について考えることになるのかもしれませんね。

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