ソラチカカードの解約前にチェックすることと解約方法を説明

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ソラチカルートの封鎖に伴い、多くのANA陸マイラーはメトロポイントが尽きてきて、2021年3月末にはメトロポイントがなくなる方も多いと思います。

そうすると、数多く持っているクレジットカードの一つに成り下がるソラチカカードの扱いをどうするかという問題もでてくると思います。

本記事では、ソラチカカードの解約前にチェックすることと、実際の解約方法を紹介したいと思います。

カードの解約前に注意すべき3点

まずはソラチカカードを解約する前に確認すべきこと、やっておくべきことを整理しておきたいと思います。これらのことを確認してから、解約の手続きを進めてください。

ポイントの移行(メトロポイント・OkiDokiポイント)

ソラチカカードを解約すると、今もっているメトロポイントとJCBのOkiDokiポイントがなくなってしまいます。そのため、これら2つのポイントについては、使い切っていることを確認してから解約しましょう。

メトロポイントは、100ポイント→90ANAマイルに交換可能ですが、これより細かい端数の場合、10ポイント単位で、等価で東京メトロの多機能券売機でチャージすることができます。

また、併せて忘れないでほしいのが、JCBのOkiDokiポイントです。こちらもソラチカカードをクレジットカードとして利用していた方はポイントが残っていると思います。

ほかのANAマイレージカードを必ず作っておく

これはソラチカカード以外にANAカードやANAマイレージクラブの番号を持っていない人は超重要です。

もし、ソラチカカードでしかANAマイレージクラブの番号をもっていない場合、ソラチカカードを解約すると、ANAマイルもすべて吹っ飛んでしまいます。今まで貯めたマイルが消えてしまうとか、それは悲劇以外のなにものでもない…。

ガチでマイルをためている人であれば、ソラチカカード以外にもANAのクレジットカードを持っている人もそれなりにいると思います。そういう方には関係のない話ですが、ソラチカカード1本でやってきている人もそれなりにいると思うので、これはしっかりと説明しておく必要がありますね。

実際、ANAのサイトには以下の記載があります。

【マイレージ】クレジット機能の付いたANAカードまたは各種提携カードを退会(解約)したい。

クレジット機能の付いたANAカード/提携パートナー発行カード/プリペイドカードの退会は、各クレジットカード会社にてお手続きください。カードの種類によって問い合せ先が異なりますので、詳細は「退会 」をご確認ください。

※ANAの提携カードを解約されると、貯めたマイルはご利用いただけなくなり、お客様番号も無効になります。ただし、新たにANAマイレージクラブ にご入会いただければ、新しいお客様番号にてマイルを引き継ぐことが可能です。

ということで、ソラチカカードを解約すると、お客様番号は無効になります。とはいえ、ANAの場合はカードごとにお客様番号があって、それを紐づけていくことが可能になっています。

そのため、クレジットカードを解約する前には、他のANAカードを作るなりして、ANAマイレージクラブの番号をもっておき、口座を統合しておきましょう。そうすれば、ソラチカカードで貯めていたマイルを移すことが可能です。

また、他にANAマイレージクラブの番号をもたずにソラチカカードを解約した場合は、カード解約後速やかにANAのコールセンターに電話をすれば、新しいマイレージクラブの番号を払い出してくれて、そこに今まで貯めたマイルをうつしてくれるそうです。

カード搭載のPASMOは使用不可になり、窓口で交換orPASMO解約

カードを解約すると、PASMOも(少し時間をおいて)使えなくなります。また、PASMOに定期券をつけている場合、この定期券もこのままでは使えなくなります。ナニコレめんどくさい。

この場合、定期券を引き続き使うには、定期券うりばにて通常のPASMOへの交換手続きが必要になります。これは定期券を購入した鉄道会社での手続きになるようです。

よって、ソラチカカードに定期券の機能も搭載している人であれば、定期券の更新のタイミングでソラチカカードを解約するのがよさそうですね。

また、定期券を搭載していない方でもPASMOの残高が残っている人もいると思います。ぶっちゃけて言うとしばらくは特に何もしなくても、ソラチカカードでそのまま残高を利用することが可能です。

ですが、基本は窓口にいって、PASMO残高の払い戻しを受け、PASMOを解約する(あるいは新たに記名式のPASMOに切り替えてもらう)という手続きになります。これは必ずしも東京メトロの窓口で行う必要はなく、関東のPASMO加盟私鉄の窓口で大丈夫です。ただ、某私鉄の駅窓口で話をしたら、なかなか話が通じなかったのは事実ですね…。あと、JRの窓口では対応していません。

注意
ただし、PASMO機能の払戻しまたは通常のPASMOへの交換を行わないままTo Me CARDのPASMO機能を使用されますと、PASMO機能に障害が発生した場合、定期券情報やPASMOの残額について補償できませんのでご注意ください。

ソラチカカードの解約方法は電話のみ

解約前に確認すべきことをすべて確認し終えたら、ソラチカカードの解約手続きを行っていきましょう。

ソラチカカードを解約する場合は、JCB変更受付デスクへの電話が必要になります。一部のJCBカードはインターネットで解約ができるのですが、ソラチカカードについては、電話をする必要があります。

電話番号は以下のとおりです。

JCB変更受付デスク
  • 0120-800-962(フリーダイヤル・携帯対応不可)
  • 0570-00-5552(ナビダイヤル)

受付時間/24時間・年中無休

フリーダイヤルは携帯電話に対応していないため、ナビダイヤルにかける必要があります。ナビダイヤルって、携帯の無料通話に含まれないし電話代かなり高いし、本当に嫌ですね。確か22.5秒ごとに10円と言ってたような気がします。

電話をすれば、後は基本的に自動音声が対応してくれます。自動音声なので、受付時間が24時間・年中無休なのはありがたいです。また、オペレーターに解約理由を聞かれたりとかすることもありません。これはけっこう気軽ですね。

解約に必要なものは、クレジットカード番号16桁と、暗証番号4桁のみです。これらを電話の途中で入力していきます。手元にカードを用意してから電話してください。

補足
暗証番号を忘れた場合は、生年月日+電話番号の確認でも解約の手続きはできることになっています。

解約にかかる手続き時間は約5分、電話代は300円くらいかかりましたね…。やはりナビダイヤルどうにかしてほしい…

issy
むしろ携帯電話の通話料が定額制になっている今、ナビダイヤルなんて廃止してしまえ!滅んでしまえ!!と思っています。

なお、クレジットカードを解約したら、カードにすぐにハサミをいれて処分するのが常識ですが、ソラチカカードの場合、PASMOの解約を窓口にいって行う必要がありますので、すぐにハサミをいれないように注意してください!!

ソラチカカードを持ち続けるという選択肢も?

私は手持ちのクレジットカードがちょっと多すぎるのでソラチカカードを解約してしまいましたが、メトロポイントが尽きてもソラチカカードを持ち続けるという選択肢もあると思います。

年会費850円で毎年1,000マイルのボーナスマイル付与

ソラチカカードの年会費は2,000円+消費税ですが、支払い方法を「スマリボ」に設定すれば年会費を850円に抑えることができます。

スマリボとは
スマリボとは、JCBの自動リボ払いサービスで、登録すると、ショッピングでの支払が自動的にショッピングリボ払いになる支払い方法です。「標準コース」に設定すると、最低月1万円の返済になるため、月額1万円以内に支払額をおさえることが重要です。

また、ソラチカカードには毎年1,000マイルの継続ボーナスがありますので、決して多くはないマイル数ではありますが、1マイルあたりの単価は1円を切ることから、ソラチカカードを持っておいて損はないかなと思います。

注意
この割引を適用させるには、年に1回以上カードを利用することが条件となり、「完全死蔵」の場合は適用されませんので、ご注意ください。

スマリボ適用による年会費の割引を受けるには、年1回以上のクレジットカードの利用が必要となりますが、ソラチカカードはPASMOオートチャージ機能がありますので、ときどきソラチカカードをもってでかけて、オートチャージを利用すれば、年会費割引の適用や、下で紹介する東京メトロ乗車によるメトロポイント獲得に使えるかな、と思います。

リボ払いなので金利が恐ろしく高いため、必ず「標準コース」に設定の上、支払いは月間1万円はこえないようにしてください。

【スマリボについて詳しくはこちらの記事で!】

スマリボを設定してJCBカードの年会費を上手にお得にする方法を紹介

2020-05-24

メトロ乗車でメトロポイントが付与される

ポイントサイトを通じて、LINEポイントからメトロポイントにポイントが入ってくることは今後なくなりますが、そもそもメトロポイントって、少ないながらも貯める方法ってあるんですね。

そのうちの一つが、東京メトロに登録したPASMOで乗車するとメトロポイントがもらえるボーナスです。ソラチカカードを「メトロポイントPlus」に登録し、東京メトロに乗車すると、距離・金額に関係なく、1回あたり以下のメトロポイントを獲得することが可能です。

メトロ乗車1回でもらえるポイント(ソラチカの場合)
  • 平日:5ポイント
  • 土休日:15ポイント

もらえるポイントは微々たるものですが、それでも土日に東京メトロに乗車するだけで15ポイントもらえたりします。そしてここで獲得したメトロポイントは、従来どおり90%のレートでANAマイルに交換できます。

上で紹介したすまリボ適用のため、またクレジットカードの実績としても毎月決済があった方がいいので、メトロに乗るときは、やはりソラチカカードを使ってオートチャージして乗るのがよさそうですね。

まとめ

ソラチカカードを解約する際に注意すべき点と、確認後に解約する方法について紹介しました。

ソラチカカード、やはり陸マイラーからすれば非常にありがたかったカードです。解約時には、メトロポイントのみならず、JCBのOkiDokiポイントの残高も確認し、貯まっているポイントはANAマイルなどに交換してから解約手続きを行いましょう。

あと、地味にカード解約後にPASMOの解約を行う必要があります。別に絶対やらないといけないわけではないのですが、特にPASMOの残高が多い人は、しっかりと手続きをとっておきましょう。

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