2026年の2月、JAL系の日本トランスオーシャン航空(JTA)が、初めて国際線の定期運航を行うことになりました。既にJALの2025年度路線便数計画では記載されておりましたが、ついに具体的な運用まで決定したとのことで、とっても楽しみですね。
そこで、今回はJALの発表をもとに、どのような運用になるのか、いつから予約できるのかなどについて紹介していきたいと思います。
JTAの沖縄那覇=台北桃園便が2026年2月から就航
JALが10月30日にプレスリリースを出し、沖縄那覇ー台北桃園線を2026年2月3日からJTA便として開設することを発表しました。2025年1月に、2025年度内就航を予定している旨のリリースがありましたが、それが少し具体化されたという感じです。
日系だとピーチが1日3往復就航していますし、外国だと台湾がフルサービスキャリア3社にタイガーエア、さらにはエアアジア等も就航していて、多い日は1日10往復以上の便があり正直過当競争じゃないか?と思うのですが、まだまだ需要はあるんですねー。
JTAとしては初めての定期路線としての国際線就航となり(過去にチャーターの実績はあり)、また、JALグループとして台北に就航するのは、羽田、成田、関空、中部に続き5路線目となります。
運航スケジュールについて
今回就航する那覇=台北の運航スケジュールは以下の通りです。
| 路線 | 便名 | 出発時間 | 到着時間 | 運行日 |
|---|---|---|---|---|
| 那覇→台北桃園 | NU301 | 8:00 | 8:45 | 毎日 |
| 台北桃園→那覇 | NU302 | 10:00 | 12:30 | 毎日 |
那覇発台北行きのNU301便は那覇を8時に出発して8:45に台北に到着します。日本と台湾には1時間の時差がありますので、所要時間は1時間45分となります。そう考えるととっても近いですね。また、この時間だと到着日から台北を満喫することができますね。桃園からの移動時間を考えても、お昼には台北中心部には到着できるでしょう。
また、台北発那覇行きのNU302便は、台北を10:00に出発し、那覇に12:30に到着します。LCC中心に、台北発は朝早い時間の便が多いので移動に難儀することも多いかと思いますが、台北10時発であれば、台北中心部のホテルに泊まっても、朝ちょっと早いですが間に合うかなと思います。もちろん桃園のホテルに泊まれば余裕をもって搭乗することができます。

機材は既存国内線737を使用し、PYとYの2クラス制
JTAとしては初めての国際線定期便ということで気になる使用機材ですが、ふだんJTAが国内線で使用しているボーイング737-800をそのまま利用します。ということはジンベエジェットが台北にいくこともあるのか?
まあ、台北線のためだけに機内を改造するのも勿体ないですし、2時間もかからない、なんなら東京よりや名古屋よりも近いのでこれで十分ですね。ということでビジネスクラスは設けられず、クラスJをプレミアムエコノミー、普通席をエコノミークラスとして設定・販売されます。ビジネスクラス乗りたい人はエバーとか乗ればいいので。
クラスJはボーイング737ですから2-3の横5列。機内サービスですが、プレミアムエコノミー(クラスJ)では軽食が提供されるほか、ドリンクはソフトドリンクのほか、オリオンビールや酎ハイが提供されます。また、プレミアムエコノミーでも当日アップグレード以外であれば、指定ラウンジ(那覇は琉輪、台北はチャイナエアラインの梅苑)も利用できるとのことです。
一方エコノミークラス(普通席)では軽食の提供はなくお菓子のみ、またドリンクもアルコールはオリオンビールのみ等、サービスもプレミアムエコノミーと若干ですが差別化されています。個人的にはオリオンビールが飲めればそれでいいかなーという感じですが。
また、JALのサービスに準じますので、預け荷物は23キロ×2個まで無料な上、JTAの機材そのまま使いますので機内Wi-Fiも無料で利用することができます。JTAはすでに全機でストリーミングサービスも利用可能なWi-Fiとなっていますので、速度のストレスもそうないと思います。
これはなかなか快適な旅になりそうですね。
12月3日からチケット販売予定
那覇=台北桃園の航空券発売は、2025年12月3日(水)10時からとのことです。
キャンペーン情報は随時ということなので、上がり次第提供していきたいと思います。まあすべては値段設定がどうなっているかですよね。
おそらく特典航空券の発券もこの日からできます。比較的取りやすくなると思いますので、ぜひ狙ってみてはいかがでしょうか。気になる必要マイル数は、台北にプレミアムエコノミーの設定がない上、関西や名古屋と同じマイル数(片道9.000マイル)をとるとは思えないので、ちょっと様子見ですね。おそらく羽田ソウルと同じ7,500マイルが設定されるんではないかな、と思っています。
ただ、サーチャージが片道6,300円かかるんですよね。これがあるのでちょっと悩みどころですね。
まとめ
JALグループのJTAが那覇ー台北桃園便の就航を正式に発表しました。
1月に発表された2025年度の路線計画には記載されていた案件ですが、ちょっと忙しさで頭から完全に抜けており、今回のリリースで、「あ、そういえばあったな」と思いだした次第です。
過当競争のような気もする路線ですが、どうなるか楽しみです。私もこれを機に沖縄出国もしてみたいですね。まあ、嫁の許可といったところでしょうか(苦笑)




