【2006年初めての海外旅行】イタリア・フランス卒業旅行記(2) ~スペイン広場3・8の悲劇~

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もう12年も前の話となった、卒業旅行のイタリア・フランス旅行記の2日目です。この日から観光開始。ローマの街をひたすら歩きまわった一日でした。

海外観光初日から海外での犯罪に巻き込まれ恐怖を感じたので、今後の旅行で怖さがなくなりました(笑)

【昨日の様子はこちら】

【2006年初めての海外旅行】イタリア・フランス卒業旅行記(1) ~フレミングの洗礼~

2018-06-06

初の海外世界遺産・スペイン広場へ

さて今日から本格的な観光。天気もよいしいい一日になりそうだね。朝起きて朝食をとる。しかし、日本人宿泊客、多いなぁ。朝食はパンとコーヒーの他、ハムやチーズもちゃんとあっておいしかった。

そして観光へ。このホテルは中心部から遠いのでタクシーで移動することになる。他のツアーの人はどうやらバスで市内まで行ったみたいだがね。タクシー乗り場に2台止まっていたのが、一台目に3人乗った後二台目に乗ろうとしたら、どこかに走っていってしまった。

待ちぼうけになった俺を含め3人。次のタクシーが来ない、来ない。

あまりに来ないので、友達がホテルに呼んでもらうべくフロントに行ったらタクシー乗り場で待てとのこと。

そして10数分後、タクシー到着。スペイン広場まで移動。しかしローマの交通事情は最悪。車線や横断歩道なんてあってないようなものです。割り込み、歩行者の横断は当たり前です。歩行者は、待っていたら永遠に道路渡れません。勝手にあるけば車が止まってくれます(笑)

スペイン広場に到着。「ローマの休日」であまりにも有名な場所ですが、階段での飲食は禁止らしい。朝早いので、まだそれほど観光客もなくまったり感もあった。

スペイン広場での悲劇・海外初日にして目の前で犯罪をみる

が、ここで某友人に悲劇が起こる。

かの、有名なミサンガ売りにつかまったらしい。俺は先に階段の下におりていたので見てはいないんだが、水を買って階段からおりる時、「ナカータ」とかサッカー選手の声をかけられたみたい。そこで調子に乗って、「トッティ」とか返したものだから、ニコニコして近づいてきたらしい。あとは腕にまきつけられ、表情が一変して金を請求。どうやら5ユーロを要求されたらしいが、1ユーロに値切ったらしい。

1ユーロ払って立ち去ると、

「BINBO」

と言われたらしい。まあなんとでも言ってくれ。後で添乗員ナターシャ経由で話によると、同じツアー50ユーロ取られた人もいるということ。1ユーロですんで本当によかった…。

気を取り直してトレビの泉からベネチア広場へ

その次はトレヴィの泉へ。ここは肩越しにコインを投げると、再びローマを訪れることができるというエピソードで非常に有名。

が、このエピソードには続きがあるらしく、二枚投げると好きな人と一緒になれて、三枚投げると嫌いな人と別れられるというものです。え、自分?勿論二枚投げてきましたよ(笑)

午前中だったので、比較的余裕をもって写真とったりできた。ただこのあたりは物売りが非常に多い。やけに花を売っていると思ったら、この日はイタリアでは男性が女性に花をプレゼントする習慣のある日だったそうです。その後近辺を散歩。なかなか味のある写真なども撮れた。

そしてローマ初ジェラート。トレヴィの泉近くのお店。ジェラートの相場は2ユーロみたいですね。ここには一部で有名な、「NAKATA JAPAN」という味がおいてあります。これはマジで美味い!トレヴィの泉の右側の道を入ってすぐのところにあります。

おいしいジェラートを頬張った後はパンテオンへ。この頃から気温が急上昇してきた。
パンテオンは入場はしなかったものの、とにかく大きいという印象。紀元前の建物がこれだけ残っているってのはローマは凄い街と実感。

その後ベネチア広場に移動。ローマの交通(バス)の中心地でもあり、前にはヴィットリアーノがある。ここに入る。

ベネチア広場の上からは、とにかく景色がいい。ここから見るフォロ・ロマーノやコロッセオは圧巻です。

伊達政宗ではありませんよ(笑)エマヌエーレ2世です。イタリア統一を成し遂げた人です。

やはりイタリアに来るなら、歴史を勉強してくると一味も二味も違うと思います。

ランチでヨーロッパの貧乏旅行プチ洗礼

さて昼も過ぎたので、昼食とする。

行ったのはバールなんだが、システムも最初でよく分からなかったので席に着いて注文。が、これが間違え。

サンドイッチとパン、コーラを頼んだら16.5ユーロ!メニューの値段と違うからびっくりしたよ。どうやら、メニューの値段はテイクアウトの値段みたい。で、座って食べると値段が違うんだね。後に売店で3ユーロのコーラに出会って敬遠したが、この時のコーラ、5ユーロでございます(笑)750円ですよ。というか昼飯に2400円ですか。ミラノで高いの覚悟して入った店を除き、この旅行で一番高い昼食でした。

ここで学んだこと
1.昼飯はバールで食べるくらいならテイクアウト
2.飲み物は頼まない。水を持ち歩く
3.1ユーロ150円の感覚をやめて100円の感覚じゃないとやってられない

フォロロマーノからコロッセオへ

さて気を取り直して、午後の観光へ。
まず行ったのはフォロ・ロマーノ。ここはローマ時代の生活の中心地であったところ。散歩するには絶好。

そしてコロッセオへ。どこから入ればいいのか分からず、一周してしまった。

入場が11ユーロ。チップなどで何かと小銭が必要なので15ユーロや20ユーロで払おうとしていたんだが、友達の1人は、「1ユーロ硬貨がないなら入れない」みたいなことを言われたみたい。俺も仕方なくきっちり11ユーロ払った。

中はやっぱりすごいや。アリーナ部分が平らではないのは、大理石を建築素材として持ち去ったからなんだとか。それから、外にはいましたよ、奴等が。奴等って?そう、騎士の格好したぼったくり写真の連中が。気をつけましょう。悪い奴等だと200ユーロ持っていかれるそうです。

内部はこんな感じ。やっぱり日本人が多い。友達同士で写真も撮ったんだが、写真撮って貰うのって、日本人以外は信用できないから日本人に頼むんだよね。

真実の口、「え、時間って?」

欲張りなので、ここから更に真実の口へ。ガイドブックには6時までと書いてあったので余裕だと思っていたよ、この時は。

ちょっと迷って到着。並んで入ろうとする。で、ようやく門の中にウチ等のうちの2人が入り、さて俺らも入ろうとしたら、

ガチャン!

係の人が来て、俺の目の前で扉をしめやがった。この時時間は4:45。おいおいおい。「ワングループ」と言おうとしたが、入った友達も「じゃあお前らも出ろ」とか言われかねないので仕方なく断念。周りの人たち(殆ど日本人の女の子)も唖然。きっと門番が早く帰りたいから閉めたに違いない(笑)

友達のうち2人は入ったが、あおられるように写真撮って出てきたよ。まあ、係の人に門越しにカメラを渡して、口の写真だけは撮ってもらったが、これでは意味がない…。

夜のトレヴィの泉は美しい

ここから歩いて、ベネチア広場を通りトレヴィの泉へ戻る。

途中、スーパーを発見。中に入るとメチャクチャ安い!水とか2リットルで0.3ユーロとかだし、ワインも激安。ヨーロッパは基本的に付加価値税(日本で言う消費税)が傾斜式で、生活必需品と奢侈品ではかなり税率が違うんだよね。それもあるせいか、外食が高いのかな。

夜景のトレヴィの泉は綺麗だった。が、かえってビックリ。写真のデータが飛んでいる!全体が写るように、少し離れたところから撮った写真があったはずなのにない!

まあしょうがないのでアップした写真を。ぶれているけれど。このカメラ、おんぼろなのでズームなし、手ブレ補正なしなんですよ。夜景や、夜景と人の組合せは綺麗にとれるんですが、その分シャッタースピードを長くしているため、ぶれやすい。

夕食は、昼さんざんやられたのにも懲りずに近くのバールですませる。まあ夕食だしね。パスタ食べたさ。観光地のまん前だから、ぼられるかなぁとも思ったが意外と良心的な値段。パスタ、サラダ、水で昼と大して金額変わらなかったし。ここは英語のメニューあったしね。というよりは、イタリアならほぼ確実に英語のみで十分です。勿論、挨拶くらいはイタリア語にした方がいいし、頑張ってイタリア語使うと喜んでくれますが。ただフランスは…。それはフランスの時に。

そしてバスターミナルのタクシー乗り場でタクシーを拾いホテルへ。充実の一日が終了。

今振り返ってみて

海外旅行初日から、ミサンガ詐欺に遭遇するというなかなかの経験をさせていただきました。自分がやられたわけではないんですが、友人が巻き込まれのるをみると、やはり気が引き締まります。わたくし、おかげをもってスリやひったくりなどには未遂すらないですねー。やっぱり犯罪を防ぐための基本は本能的に叩き込まれています。治安わるいエリアでは、エスカレーターは横にのる、電車やエレベーターは壁を後ろにする、歩いているときは定期的に振り返って警戒しているフリをするなど。自分の後ろについて地下鉄の自動改札潜り込もうとする奴は目で殺します(笑)しかし弾丸な観光ですねー。これ、最初のスペイン広場から真実の口まで、全部歩いたんですよね。今はこんなには歩けない…。

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