1マイルの価値について考える マイルは何と交換すべきか

ビジネスクラスのためにマイルをためる

(最終更新日:2018年1月20日)

この前、ブログを読んでくれた職場の後輩に一つ聞かれました。

「なんでマイル貯めているんですか?」、「マイルってそんなにすごいんですか?」と。

はっとしましたね。この後輩は海外旅行もそれなりに経験のある後輩ですが、それでも「マイルの価値」というものを知らない。これ、すごい損していると思います。マイルって、半端ない可能性を秘めたポイント制度だと思います。「狂っている」と言われても否定できないほどの。

では、1マイルの価値ってどのくらいなのかをみていきたいと思います。

マイルはポイントにも交換できる

ためたマイルは、何に交換できるのか。なんか当たり前のことを聞いているようですが、実はマイルは航空券以外にも交換できるんですよ。

例えばANAマイルの場合、楽天スーパーポイントやT-POINTに交換できます。

ANAマイルは楽天スーパーポイントやT-POINTに交換できる

JALマイルの場合、Pontaに交換することができます。

JALマイルはPontaに交換できる

この場合の交換レートは、おおむね1マイル=1ポイント(=1円)になります。ただ、これだとちょっともったいないです。マイルは飛行機に乗らないともったいない。

ということで、航空券でのマイルの価値をみていきます。

目指すべき交換レートはいくつか

ANAマイルやJALマイルを交換するにあたり、1マイルいくらの価値を目指すべきなのでしょうか。

私の考えですが、1マイル2円程度を目指していけばよいのかな、と思います。その根拠ですが、2018年3月までは、「ソラチカルート」という素晴らしいルートがあったため、1マイル1.5円でも十分に元が取れました。10,000円分のポイントが9,000ANAマイルに交換することができたんですね。となれば、9,000マイルで10,000円以上の価値を見出せば十分でした。

しかし、このソラチカルートがなくなり、今後も特別な交換条件がなくなっていけば、2円相当のポイントを1マイルに交換する時代が来るかもしれません。例えばTポイントや楽天スーパーポイントをANAマイルに交換する場合は、1,000ポイントあたり500マイルの交換レートとなっています。

その場合、10,000円分のポイントが5,000マイルになるわけですから、5,000マイルを使うにあたり、10,000円の価値以上を見出していく必要があります。見出せない場合、ポイントを現金にした方がお得、ということになりますからね。

国内線の場合、1マイル2円くらいで思っておけばよい。

一方、航空券に換えた場合のマイルの価値はどのくらいなのでしょうか?
実は、路線や搭乗クラスによって、1マイルの価値は大きく変わります。いくつかのパターンをみてみましょう。

以下に示すのは、区間ごとの必要マイル数と、60日前に購入する際に想定される運賃(比較的使い勝手のよい時間帯のもの)です。

区間必要マイル数運賃1マイルの価値
東京~札幌1500030000~400002~2.3
東京~大阪1200020000~250001.6~2
東京~福岡1500030000~400002~2.3
東京~沖縄1800040000~500002.2~2.6

実績で出そうと思ったんですが、今日(ブログ執筆日、6/8)から60日後って、思いっきり夏休みなのであまり値段が参考になりません。多少、経験値的なもので運賃は書かせていただきました。

国内線の場合、だいたい1マイル=2円と考えておけばよいでしょう。ただし、これらは高頻度路線であるので、もっと便数の少ない地方都市路線であれば、もう少し単価は上がると思います。また、東京~沖縄に関しては、JALの場合15000マイルで行けますので、JALマイルであれば1マイルの価値が上がります。

国際線は場所や搭乗クラスによってかなり変わる

次に、国際線の比較に行こうと思います。

国際線の航空券の値段を決める要素は、発券クラス、曜日、シーズンクラスの3つからなっています。特にホノルル線とかになると、発券クラス7種類、曜日2種類、シーズンクラス5種類あるので、全部で40種類くらいになります…もはや意味プ

発券クラスとは、同じ飛行機の同じエコノミークラスでも、発券タイミングが早い人は安く、遅い人は高い運賃になります。国内線と違って、○日前とかはありません。また、シーズンクラスとは、盆暮れ正月を中心として、ハイシーズンの場合、同じクラスでも値段があがります。逆に冬のヨーロッパとかは安くなります。

では、具体的に1マイルの価値を図りますが、航空券の条件をそろえる必要がありますね。今回の計算に用いた条件ですが、

  • 航空会社はANA
  • 運賃は、日常的に販売している割引運賃で最も安いクラス(エコノミーはS、ビジネスはZ)
  • 夏休み、正月、GWの特別料金はのぞいた額
  • マイルは、レギュラーシーズンのマイル

ということでみていきます。

エコノミークラスの場合

まずはエコノミークラスからみていきましょう。

区間必要マイル数運賃1マイルの価値
東京~香港2000034000~400001.7~2
東京~シンガポール35000450001.3
東京~ホノルル4000075000~1050001.9~2.6
東京~ニューヨーク50000124000~1440002.5~2.9
東京~パリ5500077000~1170001.4~2.1

国内線同様、だいたい1マイルは2円の価値ですね。しかし、シンガポールなどの東南アジア路線は1マイル1.3円とかなり安くなります。ここで使うのはちょっともったいないですね。

国際線ビジネスクラスの場合

ANAとJALのビジネスクラスシート

次に、国際線ビジネスクラスのマイル単価をみていきましょう。左がJALの、右がANAのビジネスクラスシートです。今やもうビジネスクラスはフルフラットが主流になりつつあります。ビジネスなら、窮屈な飛行機からおさらばできます。

区間必要マイル数運賃1マイルの価値
東京~香港40000136000~1660003.4~4.2
東京~シンガポール60000219000~2690003.7~4.5
東京~ホノルル65000200000~2810003.1~4.3
東京~ニューヨーク85000493000~7430005.8~8.7
東京~パリ90000439000~5390004.9~6.0

明らかに価値があがりましたね。一番安いのがホノルルなのは意外ですが、ホノルルは季節ごとの運賃設定がかなり細かいので、20万で乗れる日は超オフシーズンだけだと思ってください。

ビジネスクラスの特典航空券を目指す人は、1マイル4~5円の価値があると思ってもらっていいでしょう。

また、自腹では普段乗れないビジネスをマイルで!ということで体験価値も高いですし、ラウンジ、シート、食事どれをとってもエコノミーとは違う旅ができます。

【JALのビジネスクラスのサービスはこちら】
JAL SKY SUITE(シート) – JAL国際線
【ANAのビジネスクラスのサービスはこちら】
ビジネスクラスシート一覧|Service & Info|ANA

ファーストクラスへの交換は価値最大化だが…

ちなみに、ファーストクラスへの交換は、1マイルの価値が10円を超えてきます。ほぼ割引運賃が存在しないためです。ただ、自腹でファーストクラスを買うことはそうそうないと思っていますので(買える人ならマイルなんて貯めなくていいです(笑))、あまりマイル単価を考えるのは適切ではないと思います。「200万円のファーストクラスに10万マイルで乗れるから単価20円」と言っても、「200万円のファーストクラスなんて買えんがな」という話です。

ちなみに。最近のビジネスクラスは、食事はともかくとしてシートのレベルは相当あがってきています。上で書いた通り、ほぼフルフラットです。

私はファーストクラスにマイルで乗ったことがありますが、その経験からしても、ファースト1回分のマイルがあれば、ビジネス2回乗ることに使いたいですね。乗ったのも、ファーストクラスに空きあり、ビジネス満席という状態だったのでファーストクラスに乗ったという経緯*1です。

また、JALの場合、プレミアムエコノミーの特典航空券を発券することも可能ですが、プレミアムエコノミーの運賃って、けっこう吹っかけているところがあるので、今回は記載しませんでした。

いくら1マイルの価値が高くても、その値段が体験価値にあうかどうか、という点が私としては気になるので、ファーストとプレミアムエコノミーは割愛しました。

人によってはANAスカイコイン・eJALポイントへの交換も視野に

eJALポイント

「ANAスカイコイン」や「e JALポイント」は、1ポイント1円で航空券の購入なども使える航空会社のポイントです。それぞれ、ANAマイルやJALマイルから交換することが可能です。

JALマイルの場合、10,000マイルあたり15,000e JALポイントに交換できますので、マイル単価は1.5円となります。

ANAマイルの場合、最大で1.7倍の交換レートとなっています。

で、このポイントで航空券を購入した場合、現金で買ったのと同じ扱いになりますので、

  • マイルが付与される
  • 多頻度顧客向けプログラム(JALの場合FOP、ANAの場合PP)が付与される
  • (値段は高くなるとはいえ)、直前でも航空券の発券が可能

ことになります。これらは、特典航空券で乗る際には付与されません。また、これらのポイントでは、特典航空券では別途支払いになる「燃油サーチャージ」や「空港税などの諸税」も支払うことができます。

なので、

  • アジアのエコノミークラスに交換することを考えている人
  • 比較的直前でもマイル

であれば、これらに交換することを考えておく必要があると思います。

まとめ

1マイルの価値は、国内線や国際線ビジネスクラスで約2円、国際線ビジネスクラスで1マイル4円、ないしそれ以上の価値があるものです。これで、「100円」や「100ポイント」と、「100マイル」は根本的に価値が違うことがわかっていただけたでしょうか。

だから、私はマイルを貯めるのです。マイルをためてビジネスクラスで海外に行くことを目指すのです。

*1:滅多にこんなことは起こりませんが、成田ーシドニー線で、機材変更で本来フランクフルト便に使っていたファーストクラス付きの機材に代わるというプレスリリースの直後に申し込んだので、こういう状態になったのです

*2:このような行為を「修行」、このような人を「修行僧(尼)」と言ったりします。さらに、それぞれの企業のイメージカラーから、赤といえばJAL、青といえばANA,紫といえば両方の修行のことを指します

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