伊豆の特急「サフィール踊り子」号がすごかった。プレミアムグリーン乗車記

JR東日本が満を持して東海道線に投入した新型車両、サフィール踊り子号。

伊豆への観光に便利なこの車両に、今回乗車してきました。それも奮発して、グリーン車のさらに上のランクにあたる、プレミアムグリーン車に乗車しちゃいました!やってしまったぜテヘペロ。

乗ってみましたが結論をいうとすげー豪華で快適でした。今回はサフィール踊り子号の概要と実際の乗車記を書いていきたいと思います。

サフィール踊り子号とは

サフィール踊り子号は、東京駅・新宿駅から熱海、伊東を経由して伊豆急行に乗り入れ、伊豆半島の先端、下田市にある伊豆急下田までを結ぶ特急列車です。

東京から伊豆に向かう特急といえば、従来から特急「踊り子」が一日5往復(繁忙期は増便あり)走っています。ちなみに特急「踊り子」は、つい最近までなかなか古い車両を使っていましたが、最近、ようやく新型車両に起き変わりました。

また、このあまりにもぼろい踊り子号の高級版ということで、以前は「リゾート踊り子」という、全席グリーン車の特急列車が走っていました。サフィール踊り子号は、このリゾート踊り子と置き換わるような形で、2020年に運行を開始しました。

ちなみに「サフィール(Saphir)」はサファイアを意味するフランス語で、「青く美しい伊豆の海と空」をイメージしているとのことです。

全車両グリーン車以上!

サフィール踊り子号には普通席がなく、グリーン車と、そのさらに上にあたるプレミアムグリーン車の2つの座席があります。

普通席がないのは一部の観光列車で全席グリーン車なんてのがたまにありますが、それらと同様、明らかに高級な列車といえるでしょう。

サフィール踊り子号の運行形態

サフィール踊り子号は、1日1往復、東京と伊豆急下田の間を毎日往復しているほか、臨時列車として、平日は東京から、土日は新宿から伊豆急下田に向かう便と、伊豆急下田から東京に向かう便が設定されています。

【東京・新宿→伊豆急下田】

主な停車駅 1号(毎日) 3号(一部の平日) 5号(土日)
東京 11:00 12:30 ×
新宿 × × 12:30
熱海 12:17 13:51
伊東 12:36 14:16
伊豆高原 12:55 14:47
伊豆急下田 13:29 15:30

そのほかの駅(品川、武蔵小杉、横浜、伊豆稲取、伊豆熱川、河津)にも停車します。

【伊豆急下田→東京】

主な停車駅 2号(毎日) 4号(一部平日と土日)
伊豆急下田 14:12 16:34
伊豆高原 14:52 17:10
伊東 15:09 17:35
熱海 15:31 18:00
東京 16:49 19:20

そのほかの駅(品川、横浜、伊豆稲取、伊豆熱川、河津)にも停車します。

毎日運行するサフィール踊り子1号は、午前11時に東京を出発し、2時間半ほどかけて伊豆急下田に到着します。帰りのサフィール踊り子2号は折り返しをして14時すぎに出発し、17時前に東京に到着するというダイヤです。個人的には伊豆観光にとても使いやすいダイヤだと思います。

この時間だと、行きの車内では、食事を楽しむのにもちょうどよいですね。

臨時便はそこからそれぞれ1時間半くらい遅くなるので、伊豆に着くのが14時台と、気持ち少し遅いかなというスケジュールになるかなと思います。

サフィール踊り子号の料金

サフィール踊り子号の料金(片道)は以下の通りです。

東京発の目的地 グリーン車 プレミアムグリーン車
熱海 5,940円 7,440
伊東 6,270円 7,770
伊豆高原 8,130円 10,450
河津 8,850円 11,170
伊豆急下田 9,110円 11,430

個室グリーン車やその他の駅の乗降については、こちらのファイル(PDF形式)をご覧ください。

グリーン車やプレミアムグリーン車なので、なので150キロほどしかない割には高めの料金ですね。東京から終点の伊豆急下田まで、グリーン車だと9,110円、プレミアムグリーン車だと11,430円もかかります。通常の踊り子号の普通席だと定価でも6,060円ですから、かなり割高な設定になっています。

また、通常の踊り子号には設定のある「えきねっとトクだ値」は、サフィール踊り子には設定がありません。えきねっとトクだ値を使えば東京から下田まで4,240円となるのですが、ここと比較すると、グリーン車でも2倍以上の値段となります。

きっぷの販売方法

サフィール踊り子の切符は、グリーン車およびプレミアムグリーン車であれば、みどりの窓口や指定席券売機のほか、インターネット上(えきねっと)で購入することが可能です。また席の指定なども可能ですので、ぜひここはえきねっとを利用してみてください。

えきねっとであれば、ビューゴールドカードを持っている場合は購入金額の8%が、普通カードでも5%がJREポイントとして還元されますので、お持ちの方は忘れずに利用するようにしてください。

なお、個室グリーン車については、ネットや自動券売機での購入はできませんので、みどりの窓口での購入が必要となります。利用したい人はJRの駅に出向いてください。

プレミアムグリーンに乗車してきた!

今回、2021年9月に伊豆に行った際、贅沢にも最上級のプレミアムグリーン車を利用して、終点である伊豆急下田の一つ前の停車駅である河津まで行きましたので、そのときの様子を紹介したいと思います。

東京駅9番線から出発

サフィール踊り子号は、東京、品川、横浜に停車しますが、始発の東京駅から乗り込むことにしました。

今回乗車したサフィール踊り子1号は東京駅11:00発。10:40分すぎに出発ホームである9番線に向かうと、既に列車は入線していました。

ちなみに東京駅のコンシェルジュの方に聞いたのですが、サフィール踊り子号の入線時間って時刻表とかに記載がないそうなんです。なので、時間はいってみないとわからなかったですね。ただ40分には入線してました。

車内設備の案内がこちらになります。

最初に触れましたが、サフィール踊り子号は普通席がありません。1号車が今回乗車するプレミアムグリーン車、2号車と3号車が個室グリーン車、4号車がカフェテリア、5号車から8号車までがグリーン車になります。

車内は全席禁煙で、喫煙ブースもありませんので、タバコを吸う方は乗車前に吸っておいた方がよさそうですね。

1号車は後ほど紹介しますので、2号車から後ろを簡単に紹介すると、2号車と3号車の個室はこんな感じの2タイプがあります。最大6人が利用できる個室(上)と、4人まで利用できる個室(下)があります。

個室だと、周りを気にせず食事ものんびりとできそうですね。家族旅行、グループ旅行にはもってこいだと思います。

今回コロナ禍で立ち入りは最小限にとどめたため公式サイトからの引用となりますが、5号車から8号車までのグリーン車はこんな感じで、海に面する側に2席、内陸に面する側に1席の2-1タイプとなっています。

これでもグリーン車なだけあって十分豪華ですね…。ふだん普通席の私からすると、これでも十分満足できそうです。

プレミアムグリーン車の座席がとにかく豪華

サフィール踊り子号のプレミアムグリーン車は1号車です。プレミアムグリーン車のマークは、グリーン車マークの左にダイヤモンドマークがついています。

これが超上級席への入り口。それでは乗り込いんでいきましょう。

注意
プレミアムグリーン券をもっていない人は、1号車のプレミアムグリーン車の見学はできないそうです。

まあ入った瞬間に「座席でかっ!」と感じました。

座席は、通路が山側によっており、横2列という超ゆとりのある配席です。通常の車両なら4列あるところが2列しかないんですよ、これとっても贅沢な造りになっていますよね。それも席にはカーペットが敷いてあって高級感があります。

今回私はかろうじて海側にあたるA列の席を確保することができました。やっぱり可能であれば窓側は確保したいですね。そのためにも、事前にネットで座席指定しておくのがよいと思います。

ただ、山側にあたるB席であっても、この座席も向き自体を変えることが可能なんです。通常は座席はまっすぐ設置されていますが、このように傾けることによって、景色を楽しむことができます(もちろん窓側A席も回転することが可能です)

座席を細かくみていきますと、今までの鉄道ではなかなかない、高級感のある革張りのシートになっています。また読書灯やコンセントもついているのは便利ですね。運行時間はおおむね昼間なので読書灯いるか?と思うかもしれませんが、意外と伊豆急ってトンネルとかあったりします。

リクライニングはスイッチで調整することが可能で、限界まで倒すとするとこのくらいまでいきます。2時間強乗車しますから、これだけ倒れると楽ですね。帰りの東京行きでは寝ちゃいそうです。

また、倒してもシェルタイプですので後ろの人に全く迷惑がかかりません。リクライニングするときに後ろに声をかけるかというマナー論争なんてのは、この世界にはございません(笑)

テーブルの大きさは、13.3インチのパソコンがおけるくらいの大きさです。まぁサフィール踊り子の車内でパソコンを立ち上げる人はそういないでしょうが、大きさの参考としてください。

伊豆に向かう際はプレミアムグリーン車が先頭車両になり、運転席とは窓で仕切られているので、前方のダイナミックな展望を望むことができます。

また、サフィール踊り子のプレミアムグリーン車は、側面、前方だけでなく天井にも窓があるので、解放感がありますね。雨さえふらなければすごい明るいんだと思います。青い空が望むわけですからねー。

11:00に東京駅を出発し、品川駅で停車。写真に収め忘れましたが、品川駅では、駅員さんがサフィール踊り子号の出発を見送ってくれます。

カフェテリア(食堂車)で昼食を味わう

その昔、新幹線や夜行列車に設置されていた食堂車に相当するカフェテリア車両がサフィール踊り子号の4号車に用意されています。

今回、せっかくなのでこちらも利用してみました。

サフィール踊り子号のカフェテリアで提供されるパスタやカレーは、ミシュラン一つ星レストラン「Ristorante HONDA」の本多哲也氏が監修しています。

食堂車は当日行っても利用できるのですが、予約している方が当然優先になるので、最悪食べられない可能性もあります。事前に料理の予約をしておくのがスマートでしょう。

カフェテリアの予約は、スマートフォン専用サイト「サフィールPay」から可能です。ちなみにアプリではなくブラウザで操作可能です。

issy
確かにサイト内で支払はするんですが、なんでもpayつければいいわけではないんだよJRさん…

まず、乗車日と座席番号を入力した後、席を利用する時間を選択し、メニューから料理を選んで決済まで行います。当日はその決済情報が入ったQRコードを、アテンダントさんに見せることになります。

そうそう、サフィール踊り子号のカフェテリアは、3部制で運用されています。サフィール踊り子1号の場合、11:15~、11:45~、12:15~の3つから選ぶことになります。

カフェテリアで提供される料理はパスタやカレーなど、昼食にぴったりなものがメインです。列車のカフェテリアってことで料金が気になりますが、1,000円台と、そこまでめちゃくちゃ高いわけではないです。

私は11:15-11:35の枠で予約したので、川崎駅を通過したあたりで4号車に向かいました。4号車は開放的な雰囲気になっています。私はカウンター席に通されました。この時間でカウンター席だと、横浜駅で思いっきり見られますが…(苦笑)

複数人の事前予約であれば、テーブル席もあります。

今回オーダーしたのは、サザエとリングイネのジェノベーゼ。メニューにもあるサザエやリングイネのほか、ジャガイモやインゲンもトッピングがされています。おいしかったですが、男性にはちょっとボリュームは足りないような…まぁ現地でもおいしいものを食べるので、それならばこれでいいかなと思います。

また、一緒にサーブされたお水は、伊豆下田の観音温泉の源泉水100%なんだそうです。温泉なので少し癖があるのかと思いましが、飲んでみて温泉感は全くなく、ふつうのお水とあまりかわらないように、すっと飲むことができました。

準備時間を含めての30分3交代制なので、割とわさわさした感じですね。パスタやカレーなどのメイン料理を頼む人しかカフェテリアを利用できませんし、のんびり食後にコーヒー飲んだりも難しいです。まあサフィール踊り子は全席グリーン車以上で快適なので、それは自席でということでしょうか。

ちなみに、2号車および3号車の個室グリーン車を利用した場合、食事はカフェテリアではなく個室に運ばれてくる形になっています。

伊豆の絶景を楽しめる

雨男さんが東京・神奈川・静岡に来ていたのか、この日は天気が非常に残念だったのですが、それでも海の近くを走るだけあって、景色はとてもよかったです。天気がよければ…これは撮り直しにいかないと(笑)

小田原駅を通過すると、ところどころ海が見えてきます。また、小田原駅をすぎるとすぐに小田原城も一瞬ですが見ることができます(一瞬すぎて写真が撮れませんでしたが…)

最初に海がみえてくるのは小田原と熱海の間。高速道路の向こうに広い海がみえてきます。

熱海を過ぎると、水平線の向こうに、熱海から船で渡れるリゾートアイランドである初島も見えてきます。この写真だと見えにくいかもしれませんが…。ほんと雨男さんが憎い…。

初島はまだ行ったことないので、今度、時間をとって訪れてみたいと思っています。

伊東の駅に近づくと、温暖な気候のエリアに入ってきますので国道の街路樹も南国っぽくなってきます。なんかこの天気だと台風中継ぽいですが…。

JR伊東線の終点である伊東駅を過ぎると、伊豆急行に路線がかわります。

伊豆急のイメージがなんとなく海の近くを走るイメージ強いので海がよく見えると思うかもしれませんが、伊東を出ると線路は内陸に向かい、最初は山の中を走ります。なんせ伊東の次のサフィール踊り子停車駅は、伊豆「高原」ですから。

とはいえ、こうやって少し小高い丘の上からも海が見えたりします。こういう、海を見下ろすようにみるのも美しいです。空が青ければなお美しいでしょうね…。

伊豆高原を過ぎるとだんだん海沿いの方向に進路を変えていきます。伊豆急の方のアナウンスがあったのですが、天気がよければこのあたりからは伊豆諸島が見えるそうです。みなさん、サフィールに乗る際は、天気がいいことを祈ってください…。

今回は修禅寺の宿を予約しているので、終点の伊豆急下田までは行かず、天城峠を抜けて修禅寺行きのバスがある河津で下車しました。ここから石川さゆりの歌で有名な天城峠、常連の滝を見学してから、修善寺のマリオットホテルに向かっていきます。

ここまで約2時間半の旅でしたが、食事をして景色を楽しんで、あっという間の2時間半だったような気がします。

issy
まあ、天気がよければ満足度は倍になったでしょうね。今度天気よいときにまた訪れたいです…。

まとめ

東京と伊豆を結ぶ特急「サフィール踊り子」号に今回乗車してきました。

全席がグリーン車以上という豪華特急で、その中でも1号車はプレミアムグリーン車ということで、とても豪華な座席と雰囲気の車両でした。いい経験になりましたん。

まぁその分料金は高いです。プレミアムグリーン車だと、伊豆まで片道1万円を超えますからねー、普段は普通の踊り子を利用しようと思います(笑)

今回、とても天気が残念だったので、いつか天気のよいときに、また乗車してみたいと思います。

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