JAL国内線で「いつでも特典航空券」サービス開始。これメリットあるのか?

少し遅れましたが、先日、JAL国内線特典航空券で、「いつでも特典航空券」というサービスが始まるというニュースが発表されました。

内容としては、特典航空券の枠がいっぱいになっても、より多くのマイルを使えば、特典航空券を発券できるというものです。すでに国際線のエコノミークラスやビジネスクラスでは導入されていますが、これに近いことを国内線でも実施するというものです。

この「いつでも特典航空券」、正直使い道はほとんどないと思っています。みていくと色々罠がありますので、今日はそれをみていきたいと思います。

特典航空券の枠に関係なくマイルで搭乗できる「いつでも特典航空券」

JALが特典航空券で新しいサービスを始めます。サービスといえるのかどうか微妙ですが。

国内線の特典席に空席がない場合でも、一般席に空席があれば、通常の特典航空券より多くのマイル数を引き落とすことで利用できる「いつでも特典航空券」というサービスです。

既に国際線では「JAL国際線特典航空券PLUS」という必要マイル変動制のサービスがありますが、これを国内線にも導入するというものですね。

通常、特典航空券には一定の枠があり、例えば1便あたり●席までが特典航空券で発券できる枠と決められていたりします(実際には需給に併せてこの枠も微妙に変動しています)

この枠を超えると、現在はこのように空席無しという形で表示されてしまいますが、このような表示でも、たくさんのマイルを支払うことにより、特別な特典航空券を発券することができるという仕組みになります。

まあ行ってしまえば金(マイル)にものを言わせるということです(笑)

誤解しないでほしいのは、今までの普通のマイル数で取れる枠も、引き続き一定程度はあるということです。これを機にJALが通常の特典枠を絞ってこないことが条件ですが。個人的には、若干絞りそうな気もしますが、目立つほどは絞ってこないのではないかなと思っています。

というのも、当ブログで何度か触れていますが、新しい会計基準になって航空会社が一番困ることは、「マイルを貯めずに翌会計年度に持ち越されること」なんです。こなので、需要の高い超繁忙期には、たくさんマイルを使ってほしいので設定しますが、通常期であれば、一定数はすぐに使えるようなマイル数で乗れるようにしておきたいんだと思います。

申し込み開始日

2021年11月1日9:30(日本時間)から始まります。

また、当たり前っちゃ当たり前ですが、「いつでも」特典航空券ですので、利用制限期間はありません。というか盆暮正月しか使い道ないですからね…。

必要マイル数

いつでも特典航空券を発券する際に必要なマイルは以下のとおりです

区間 いつでも特典航空券必要マイル数 (参考)特典航空券兼必要マイル数
A区間 2区間:26,000
1区間:13,000
2区間:10,000~12,000
1区間:5,000~6,000
B区間 2区間:48,000
1区間:24,000
2区間:12,000~15,000
1区間:6,000~7,500
C区間 2区間:80,000
1区間:40,000
2区間:20,000
1区間:10,000

はっきり言います。強烈な必要マイル数です。

近距離区間で片道原則6,000マイルが必要なA区間では2倍強の13,000マイル、原則7,500マイル必要となる多くの路線で設定されているB区間では3倍強の24,000マイル、沖縄離島便で設定されるC区間では、通常10,000マイルのところ、4倍の40,000マイルが必要になります。

issy
ちなみにこれ片道ですからね。往復はこの2倍です。

ちなみに、国際線のJAL国際線特典航空券PLUSと違い、段階的に上がることはありません。いわゆる「通常枠」を超えた場合、国際線の場合は段階的に必要マイル数が上昇するという仕様ですが、国内線のいつでも特典航空券は、必要マイル数が一気にここまで跳ね上がるのです。

これはJALは使わせたいのか使わせなくないのか、よく分からない設定にしてきましたね。

JALダイヤモンド会員を意識したポイント設定により過剰に必要ポイントが高くなった?

なんでこんな非現実的なマイル数を設定してきたのかというと、JALのダイヤモンド会員の特典との兼ね合いなのかなと思います。

JALのダイヤモンド会員の隠れた特典として、特典席に空席がない場合でも、一般席に空席があれば、通常の国内線特典航空券交換に必要な基本マイル数の2倍のマイルを引き落とすことで利用が可能、というものがあります。

実はこの特典、ワンワールドエメラルド付与など「実質ダイヤ」ともいわれてしまうJGCプレミアにもない、本家本元ダイヤモンド会員特典の一つです。

推察するに、このおダイヤ様特典よりもいつでも特典航空券の必要マイル増やさないと、ダイヤモンドのこの特典が生きてこないのでこんな設定になってるのかな?と思ったりしてます。

今後の国内線特典航空券の確保対策

今回新たに始まるサービス「いつでも特典航空券」ですが、いくらなんでも必要マイル数が多すぎます。なので、これにお世話にならないように、少し対策を考えましょう。

ここから書くことは今回の「いつでも特典航空券」に限らず、国内線特典航空券全体の話なので、上級者の方はまあ知っているよという話が多数かと思いますが、マイル初心者向けだと思って読んでみてください。

出発便の時間をずらす(特に遅い時間に)

もし通常のマイル数で搭乗できる便が近い時間にあれば、まずはその時間に変更することが可能か検討し、その時間で妥協ができるならその便をとっとと確保しちゃいましょう。

また、実際に乗りたい便があってもその便が埋まっている場合に変更するのは、個人的には乗りたい便より遅い時間への変更をお勧めします。これは理由があるので後で説明します。

その上で、特典航空券の便変更は無料なのですから、時間があるときに本当に搭乗したい便に空きがでないか、ちょこちょこ検索し、もし空きが出れば変更しましょう。

残念ながら当日まで空きがでなかった場合でも、JALの場合はラストチャンスがあります。当日空港で便をへ工することも可能です。

ANAとJALの国内線特典航空券のルールの違いとして、JALに関しては、国内線の特典航空券について、当日空席があれば早い便に変更が可能、というものがあります。

Q.国内線特典航空券で搭乗日当日空港で便の変更はできますか。

A.可能です。
ご搭乗日当日、出発空港において、ご予約便より早い出発時刻の、同一区間のJALグループ便に空席がある場合のみ変更を承ります。

JAL公式ホームページより引用)

ここでいう空席は、いわゆる「通常の特典枠」ではなく、普通運賃やいつでも特典航空券の枠、つまり座席の空席があれば変更が可能です。それを考えれば1便早い便を仮押さえするか1便遅い便を仮押さえするかといわれれば、1便遅い便を仮押さえしたほうがいいでしょう。

他社のマイル利用する

どうしても宗教上の理由でANAには乗れない!という人も横浜市近辺のにはいるかもしれませんが、そうでなければもうJALに拘らずにANAやソラシドエア、AirDOのマイルもどんどん使っていきましょう。

issy
ちなみに私は「ANAに極力金を落とさず、特典や特典交換のスカイコインでのみ搭乗する」流儀です。

また、JALは特典航空券の開放が330日前と非常に早いのに対し、ANAは年に2回、まとめて開放しているので、JALがすでに開放済で特典航空券の枠が刈られていても、ANAであればまだ予約開始前につき、予約の争奪戦に参加することが可能だったりします。

e JALポイントの使用との比較

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あとはe JALポイントとの比較も大事ですね。

1マイル1.5円相当のe JALポイントに交換することが可能なので、いつでも特典航空券を使うよりもe JALポイントを利用して航空券を購入した方がオトクになるケースの方が多そうです。

先ほど紹介したとおり、いつでも特典航空券必要マイル数の必要マイル数はA区間で13,000マイル、B区間で24,000マイル、C区間で40,000マイルですから、A区間であれば片道19,500円、B区間であれば36,000円、C区間であれば60,000円よりも高くなければ、e JALポイントに交換してチケットを購入した方が金額的にはお得になります。

もちろん特典航空券のメリットとして、変更可能であるというのが大きすぎるので一概に比較はできませんが、e JALポイントに交換して航空券を購入すれば、マイルやFOPが貯まる、というメリットもあると思います。

特典航空券が変更可能であることは、急な体調不良などが起こりやすい子連れ旅行では非常にありがいという面はあります(まあ診断書あればキャンセル料は無料にできますが)。そのあたりも踏まえて、両者の価格が近い場合は検討すべきんなんだろうと思います。

まとめ

JAL国内線特典航空券で、「いつでも特典航空券」というサービスが始まるというニュースが発表されたので簡単に紹介しておきました。

確かにいつでもとれる特典航空券自体は魅力的ですが、一番利用することが多いと思われるB区間は、通常であれば7,500マイル必要なところ、なんと24,000マイルも必要となります。

さすがに必要マイル数が多すぎますので、お世話になる機会はあまりないのではないかなと思います。それであれば、特典航空券の枠で発券できる時間で発券して当日変更に賭けるとか(もちろん、変更できなくても納得いく便であることが前提ですが)、他のマイルを使うなどをしたほうがよさそうですね。

一方で、特典航空券はキャンセルこそお金がかかりますが、変更が自由なのはありがたいのも事実です。ハイシーズンの家族旅行などで、キャンセルリスクの高い子連れの場合なんかは使えるのかもしれませんね…。

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